知っているようで知らないトタン屋根の特徴や屋根塗装の注意点・タイミングもご紹介

屋根素材の1つにトタン屋根があります。一昔前に一般住宅の屋根素材として広く使われていましたが、現在はスレート屋根や瓦屋根が主流となり、需要は減少傾向に。それでもまだまだトタン屋根の住宅はたくさんあります。トタン屋根にはどのような特徴があって、メリット・デメリットはどんな点なのでしょうか。屋根塗装のタイミングや注意点もあわせてご紹介します。

  • 1368
  • 1
  • 0
  • クリップ

トタン屋根の特徴

鉄板を亜鉛メッキで覆ったものがトタンです。高度経済成長期に屋根材としてよく採用されていました。今でも古い建物に使われているのを目にすることが多いので、「昔の屋根」というイメージをお持ちの方もいるのではないでしょうか。まずは、トタン屋根のメリットとデメリットから見てみましょう。

【トタン屋根のメリット】
・材料費、施工費が安い
・軽量で建物への負担が少ない
・耐震性が高い
・雨漏りしにくい

トタン屋根の最大のメリットは、低コストであることです。材料が安く施工が簡単なので、コストを抑えながら短期間で完成させることができます。軽量のため耐震性が高いことも大きなポイント。継ぎ目が少ないしっかりした鉄板なので、雨漏りしづらい素材ともいわれています。

【トタン屋根のデメリット】
・断熱性が低い
・雨音が伝わりやすい
・サビやすい
・定期的なメンテナンスが必要

トタンは熱を通しやすい素材です。夏場は屋根の表面温度が70度以上になることもあり、室内がとても暑くなる点に注意しましょう。断熱対策をしっかりしておかないと、エアコン代がかさんでしまう可能性があります。

そして、雨音が響きやすいこともトタン屋根ならではのデメリットです。トタン屋根に「バンバン」と雨が打ちつける音が室内に響くので、うるさいと感じたことのある方は多いでしょう。また、経年劣化によりコーティングが剥がれてくるとサビが出てきてしまうので、定期的にメンテナンスをする必要があります。

トタン屋根の塗装のタイミングは?

トタンはほかの屋根素材に比べて耐久性が低いため、5年に1度の塗装が目安とされています。ただし、気候や自然環境、施工状態によって劣化速度が異なるので、以下のような状態が塗装のタイミングと覚えておきましょう。

【変色・退色】
色が変わってきたりツヤがなくなってきたりしたら、塗装に含まれる樹脂が劣化したサインです。ひどくなるとサビが出てきて、見た目にもよくありません。変色・退色が進むと素地そのものも傷んでしまうため、早めに塗装をおこなうことが大切です。

【チョーキング】
紫外線や雨風、気温などの自然環境によって塗料の樹脂が劣化すると、塗料に含まれる顔料がチョークの粉のように変化してしまうことを「チョーキング」といいます。金属屋根に起こりやすく、放置すると塗膜が著しく劣化してしまうため、見逃さないように注意しましょう。

【塗膜の膨張・剥離】
熱くなりすぎたり、冷えすぎたりしてトタンの素地が収縮してしまうと塗料が膨張したり、剥がれたりしてしまいます。これは塗膜がまったく機能していない状態なので、放置すると屋根の腐食や雨漏りにつながります。早急に塗装をおこないましょう。

【コケ・カビの発生】
そもそも金属屋根にコケやカビは出にくいものですが、屋根の近くに植栽物がある場合、あるいは屋根にほこりや砂がたまっている場合に発生することがあります。コケやカビは塗膜の劣化を早めてしまうため、すぐに塗装しましょう。

トタン屋根の塗装はココに注意

最後に、トタン屋根の塗装に関する注意点をまとめました。

【サビ対策をチェック】
トタン屋根を劣化させる最大の要因ともいえるのが「サビ」。塗装のポイントは、ケレンや高圧洗浄などでしっかりとサビを除去すること、そしてサビが進行しないようにサビ止め入りの下塗り材を塗布することです。これらの対策をきちんとおこなっていないと早い劣化につながってしまうため、作業内容について塗装業者に詳しく確認しておきましょう。

【状態によっては葺き替えになる可能性あり】
トタンの状態によっては、塗装ではなく葺き替えリフォームが必要な場合もあります。サビや劣化がひどい場合は塗装をしても意味がありません。

塗装の場合は400,000~600,000円程度で済みますが、一度それまでのトタン屋根を撤去して新しく張り替える葺き替え工事だと800,000~1,600,000円程度かかります。費用にかなりの差があることをきちんと認識しておく必要があります。

【ガルバリウム鋼板への変更も視野に入れる】
トタン屋根は耐久性に低い素材のため、定期的な補修の手間を考慮して別の素材に変えてみるのもよいでしょう。近年増えているのが、トタンからガルバリウム鋼板への屋根リフォームです。ガルバリウム鋼板は、トタンと同じく安価で軽量なうえ、トタンよりもサビにくく、耐用年数が長いといったメリットがあります。

まとめ

トタン屋根は費用を抑えられる半面、サビや劣化が進行しやすいため、早めの対処が必要不可欠です。5年に1度は業者に依頼して状態を確認してもらうなど、定期的にメンテナンスをして長持ちさせましょう。気になる劣化がある場合は、これを機に業者に点検を依頼してみてはいかがでしょうか。

  • 1368
  • 1
  • クリップ
コンテンツを違反報告する

このアイデアに付けられているキーワード

カテゴリ

このアイデアを投稿したユーザー