「今日はいったいどこ行こう?」バスを使ったプチトリップのススメ――河口湖編

「せっかくのお休みなのに、なんの予定もない」「最近、どこにも出かけていない」「いきなり明日お休みだと言われても……」――そんなときは、バスを利用したプチ旅行がオススメです♪

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「バス旅行」と聞くと、添乗員がいて、みんなでぞろぞろ団体行動……と考えがちですが、今回ご紹介したいのは、大まかな目的地に行くときだけ高速バスを利用し、現地での観光は自分で組み立てるセルフプランツアー。

2時間ほどで行ける場所なら、日帰りも余裕。高速バスで、プチトリップ体験してみませんか?

〔新宿バスタ〕なら、行き先が選び放題

都内には、2016年春にできたばかりの〔バスタ新宿〕をはじめ、東京駅八重洲南口」や「鍛冶橋駐車場」、「秋葉原駅東口」付近などあちこちに高速バスの発着所があります。

なかでも〔バスタ新宿〕は、まるで高速バスのスーパーマーケットのよう。近くは羽田空港から、遠くは青森や福岡などさまざまな行き先のバスが、せわしなく発着しています。

お休み日に突然思い立った場合は、バスタ新宿の「本日の運行予定」ページをチェックしてみましょう。どの時刻に、どこへ行くバスが出ているかがひと目でわかりますよ。

前日であれば、「高速バスネット」や「ハイウェイバスドットコム」で「出発地」「到着地」を指定して検索。そのままオンライン予約もできてしまいます。

サイトを使った予約の便利なところは、たとえ寝坊してしまったとしても、30分から2時間前までなら、出発時刻の異なる便への変更がWeb上でできてしまうこと。

とはいえ、差額が必要になったり、変更先のバス便に座席がなかったりすることもありますので、最初から計画には無理がないようにしておいたほうが無難でしょう。

2時間未満で富士山に抱かれる別世界へ!

今回、行き先に選んだのは山梨県にある河口湖。富士五湖のひとつです。 そこまでは決まっていても、現地でのプランはほぼ白紙。河口湖畔の散歩と温泉に浸かることしか考えずに向かいました。

利用したのはバスタ新宿発河口湖駅行1403便 2号車。現地でたっぷり楽しみたいので、少し早起きの必要な7時55分の便で出発します。

そして気になる到着予定時刻は9時40分。なんと、たったの1時間45分で旅行気分を味わえてしまうんです!

思いつきのアクションやハプニングもプチトリップの醍醐味

駅に着いたら、観光案内所や待合室に設置されている地元紹介のフリーペーパーをゲット。観光名所や土産物店、ワークショップなどものづくり体験のできるスポット紹介や、マップ、オトクなクーポン券を掲載していることもあるので、ノープランの旅行のお供にぴったりです。駅の待合室でフリーペーパー片手に、なんとなくスケジュールを立ててみます。

最初に向かったのは、〔山梨宝石博物館〕。日本の宝飾産業の中心地にふさわしい、貴重な宝石類を500種3000点も展示しているといいます。どんなキラキラしたものに出会えるかな? と歩いていくこと15分。

途中、蛇口から出る水が凍ってしまった水飲み場や、富士河口湖町の温泉モニュメントなど、に遭遇。

ようやくたどり着いた〔山梨宝石博物館〕は、休館日でした(笑)。

ノープラン・ノーリサーチだからこそのハプニング。これもまた良い思い出になりそうです。

せっかくなので、河口湖畔をぶらぶら散歩したり、撮影したりしながら、石つながりの〔石ころ館 河口湖〕へと足を伸ばします。

ここでは、1〜12月までの誕生石で作られたアクセサリー以外にも、手作りのトンボ玉アイテムやお子さま向けアクセサリー、男性向けシルバーアクセサリーなどを販売しています。

2階ではアクセサリーの手作り体験教室を随時開催しているとのこと。

所要時間は1時間程度、とのことだったので、レジンのペンダントトップづくりに挑戦してみました。

教えてもらうと、腕前も上達したような気分に。作品を撮るためのスペースや小物類もあるので、できたばかりのレジンペンダントトップをセットして撮影。これもまた、良い記念になりそうです。

日の沈みゆく富士山を眺めながら温泉に浸かるぜいたく

今回のプチトリップの最大の目的は、温泉に浸かって日頃の疲れを癒すこと。予約制の無料送迎バスが河口湖駅から出ているとのことなので、駅に戻ります。

駅には〔Gateway Fujiyama 河口湖駅店〕というカフェが併設されているので、ちょっと腹ごしらえ。山梨に来たからにはこれを食べないわけにはいきません。カレーほうとうと普通のほうとうでお腹も心も満たします。

しっかり休憩できたところで、送迎バスのやって来る時間になりました。行き先は〔富士眺望の湯 ゆらり〕。駅からは約9km、車を使っても15〜20分ほどかかる場所にあります。

町から離れたところにあるからか、まさに穴場的門構え。

2014年7月にリニューアルしたという館内は、想像以上に開放的かつ清潔で、木の温もりを感じられる空間が広がっています。

1階と2階に分かれた浴場は階段で行き来できるようになっており、どちらも富士山ビュー。沈みゆく夕陽の光を浴びる富士山を眺めながら温泉に浸かるのは、「生きててよかった〜」とつい口に出てしまうほど幸せなひとときでしたよ♪

河口湖駅へも無料のバスで送ってもらい、最後は予約していた高速バスでバスタ新宿まで。あっという間の一日でした。

バス旅行の魅力は、目的地まで乗り換えや乗り継ぎがないこと。重い荷物を持って駅間を何度も移動しないといけない、とか、乗り過ごすのが怖いから移動中に眠れない、といったことがありません。

昔と違い、今はスマホで何でも検索できる時代。とりあえず、大まかな行き先だけ決めて、あとは現地で回る場所を探す、なんていう旅もできるようになりました。そんなプチトリップにぴったりな高速バス、もっともっと活用したいですね。

●ライター 渡辺まりか

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