カーポートへのソーラーパネル設置。メリットとデメリット、設置時の注意点とは?

太陽光発電を家庭に導入する際、ソーラーパネルの設置場所として、多くの場合は、住居の屋根や壁面が選ばれます。しかし最近では「カーポート」を選択する人も増加しています。カーポートへの設置は取り付けが容易な上、住宅環境によっては効率良い発電が可能になることもあり、注目が集まっているのです。本記事ではソーラーパネルをカーポートに設置することのメリットとデメリット、また設置時の注意点について紹介します。

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美観を損ねず多量の発電が可能に

ソーラーパネルをカーポートに設置することには、いくつかのメリットがあります。

1つめは、屋根のソーラーパネルの追加分として設置することで、より多くの発電量を確保することができることです。

発電量を増やせば、当然それに伴って売電による収入額も増加します。また住宅での発電量が10kWを超えると、売電時に「全量買取制度」を活用することもできるようになる点も魅力的です。

全量買取制度を使えば、「余った電力を売る(余剰買取)」だけでなく「発電した電力を全て売る」ことが可能になります。全量買取の場合、家庭での消費電力は電力会社から買いますが、売電価格が電力購入価格よりも高いため、結果的に余剰買取時よりも多くの売電収入を得られます。

2つめは、住宅の美観を大きく損ねる心配がないという点です。

屋根にソーラーパネルを設置する場合、せっかく外観に気を使って建てた家なのに、パネルの存在感によって調和が失われてしまうのではないかと懸念する人もいるでしょう。しかしカーポート上に設置すれば、パネルを目立たせずに済むため、そうした心配も要りません。

そして3つめは、電気自動車を保有している場合に限りますが、車への充電を楽に済ませられるようになることです。

カーポートは本来、自動車を収納するためのスペースです。そこに専用のプラグインスタンドさえ導入すれば、自宅で簡単に電気自動車への充電が可能になります。もちろん電気自動車を持っていない人でも、通常のコンセントを用意すれば、園芸や大工作業に使う工具用電源として利用することもできます。

影によって発電量が大きく変化してしまうかも

ソーラーパネルのカーポートへの設置はメリットがある一方で、デメリットも存在します。

まず住宅環境によっては、屋根に設置した場合よりも発電量が落ち込んでしまう場合があります。

当然のことながら、カーポートの屋根の位置は、住宅の屋根の高さよりも低くなります。このため、カーポートが住宅の影にすっぽり入り込んでしまう場合には、十分な発電量が確保できない場合があります。

また、自宅の影には入っていなくとも、近隣住宅や路上の電柱、看板などが遮蔽物となり、日光が遮られるケースもあります。

したがってカーポートへの設置を検討する際には、必ず近辺にある建物の方角や位置関係を把握し、カーポートに対して影がどのようにできるのかを確認しておきましょう。特に太陽光発電は、日差しが強くなる午前10時から午後3時までの発電量が重要だといわれています。この時間帯における影の位置は、要チェックです。

またカーポートの強度によっては、後付けで設置することが困難な場合があります。

ソーラーパネルは、非常に重量の大きい製品です。1枚あたりの重量は、15kgから20kgにも達し、これを複数枚設置するためには、カーポートの側にも相応の耐久性が求められることになります。

しかしもともとカーポートは車への雨よけ目的で設計されたもののため、大きな積載量に耐えるほどの強度を備えているわけではありません。このため、カーポートの耐久性能によっては、台風や積雪などの影響で崩壊してしまう可能性もあり、大変危険です。

カーポートへの設置を検討する際には、まず専門家に相談して、実際に設置できるかどうかを判断してもらうのが良いでしょう。

十分なスペースと、耐久性がなければ設置不可

残念ながら条件によっては、ソーラーパネルを設置できないというケースも存在します。

1つめは、カーポートを設置するためのスペースがそもそも確保できない場合です。

とある業者の見積もり例では、2台用のカーポートを設置するのに縦幅5.2m、横幅5.5mが、3台用カーポートを設置するのに縦幅5.2m、横幅8.5mが必要だとされています。これらの条件に合わず、スペースが足りない場合、業者によっては個別の事情に合わせて特注サイズでカーポートを制作してくれます。ただし費用がかさむため、あまりおすすめはできません。

2つめは、カーポートは設置したものの、ソーラーパネルを載せるほどの耐久性がない場合です。

先述のように、ソーラーパネルは非常に大きな重量があります。例えば総容量が4kW分のソーラーパネルを設置する場合、必要枚数は16枚、総重量はおよそ240kgにも達します。もしカーポートを用意しても、このくらいの重量にギリギリ耐えられる程度では、積雪時などに対応できなくなることは自明の理です。もしソーラーパネルを設置するのであれば、かなり頑丈なカーポートを設置する必要があるでしょう。

まとめ

カーポートには、車を太陽の熱から守るという役割があります。このためカーポートへのソーラーパネル設置によって抜群の発電効率を実現できるのは、ある意味で当然のことともいえます。しかし一方で、建物の影による日射量の変化で発電量が大きく変わってしまうことが難点です。自宅の住宅環境を考慮しつつ、導入を検討するのが良いでしょう。


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