大自然のワンダーランド!家族で楽しむ冬のフィンランド

北欧の冬は日本とは全く違う世界が広がっています。まつ毛が凍るくらいの寒さも長い夜も、すべてが必然だと思える美しさ。それはまさに大自然のワンダーランドと呼ぶにふさわしい情景です。安全で旅がしやすいフィンランドなら、きっと家族で一生の思い出を作ることができるでしょう。今回は首都・ヘルシンキから国内線で約1時間の場所、北部のリゾート地・キッティラを中心に紹介します。

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トナカイ、犬ぞり、スノーシュー。さぁ、壮大な雪景色の中で何して遊ぶ!?

キッティラ空港はフィンランドの北部・北極圏に位置するラップランド地方にあり、空港から車で15分ほど行ったところにあるレヴィという町が、主な行動の拠点になります。フィンランド最大のスキーリゾート地としても有名で、国内外から年間70万もの人々が訪れます。

家族連れやグループの姿も多く、宿泊者向けのベッド数はなんと約2万5000。極寒の小さな町でありながらどれほどの人がこの地に魅了されているか、数字が物語っていると言えるでしょう。

レヴィ周辺ではさまざまなアクティビティを楽しむことができます。もちろんスキーをするのもいいですが、真冬には-20℃を下回るので、さすがにちょっと不安という人もいるでしょう。そんな場合はスノーシューがおすすめです。

ゴンドラに乗って少し高い場所に降りたっただけで、見たこともないような幻想的な光景に出合うことができます。うっすらとビンクのグラデーションに染まった空は絵の具のパレットのよう、雪に覆われた木々はまるでアイスモンスター! 今まで知らなかった大自然の神秘に、きっと心が奪われることでしょう。「キュッキュッキュッ」と雪を踏みしめる音を聞きながら、ゆっくり歩いてみてください。

サンタクロースのふるさとでもあるフィンランドには、トナカイがたくさん暮らしています。キッティラエリアだけでも、なんと約1万2000頭! 先にご紹介したベッドの数の約半数です。

うれしいことに雪の時期には、あのサンタさんの乗り物・トナカイそりを体験することもできるんです。「レヴィ・ハスキーパーク」では、2人乗りのそりに乗って1周1kmのコースを駆け抜けます。真っ白な雪原を走る姿は、まさに絵本で見た光景! きっと大人も童心に帰ることができるでしょう。

一方、ハスキーたちがひく犬ぞりは1周2km。意外とスピードが速く、スリル満点。振り落とされないように、しっかりと掴まっていてください!

ラップランドの“おとぎの世界”をのぞいてみたら……

もうひとつぜひ訪れたいのが、レヴィの中心部から約8kmの地点にある「エルヴィス・ハイダウェイ」。ラップランドの物語や神話、文化に沿って作られている森の中の文化施設で、“エルフのふるさと”と呼ばれています。ここに来たらぜひ外界から離れて、ラップランドの“おとぎの世界”にどっぷり浸ってみましょう。

ところで、エルフ(フィンランド語でトントゥ)とは何かご存知ですか? 答えは、あらゆるものに宿る妖精のこと。例えば馬屋に、納屋に、キッチンに、森の中に、何にでも宿っているといわれています。“エルフのふるさと”では、いろんな妖精を見つけることができます。

森の中にあるそれぞれのコテージでは、エルフの生活を知りながら様々な体験をすることができます。例えばクリスマスシーズンならジンジャーブレッドを焼いたり、木片でサンタクロースのオーナメントを作ったり。もちろん、作ったものは記念に持って帰ることもできます。

なお、雪深い季節は村内をモーターそりで案内してくれるのでご安心を。もしかしたら林の中に潜んでいるエルフに出会えるかもしれません。そして「エルヴィス・ハイダウェイ」では食事や宿泊をすることも可能。ぜひエルフと一緒に素敵な夢を見続けてください。

行きはワクワク、帰りもずっと余韻に浸れる“空飛ぶフィンランド”

ヘルシンキまでの直行便でオススメなのは、なんと言ってもフィンランドの航空会社〔フィンエアー〕。実はサンタクロースの公式エアラインという、夢が詰まった乗り物。まさに“空飛ぶフィンランド”なんです。運が良ければ、機体にトナカイの絵が描かれた“トナカイ号”に乗ることもできます(2018年3月までの期間限定)。

また、フィンランドの大人気ブランド〔マリメッコ〕とコラボしているため、機内ではいろんな場面でオリジナルグッズを目にすることができます。エコノミークラスでは機内食のカップやナプキン、エコノミーコンフォートではアメニティポーチ、ビジネスクラスではブランケットから食器に至るまでマリメッコ天国! ファンにはたまりません。ちなみに写真のアメニティはビジネスクラスのもので、ポーチの柄は新作の〔Kaivo〕。2017年12月に登場したばかりなので、まだ“知る人ぞ知る”存在です。

そしてお子さん連れに朗報! 〔フィンエアー〕で旅する子どもたちは、ムーミンカウンターでチェックインすることができ、ムーミンが描かれたチケットと荷物タグがもらえます。赤ちゃんにはフィンランドのテキスタイルブランド〔フィンレイソン〕のムーミンタオルをプレゼント。これは家族で乗るしかありませんね。

楽しさと魔法がいっぱい詰まった冬のフィンランド。気づいたら、子どもより大人の方が夢中になっていた……なんてことも大いにあり得ますよ!


●ライター 河辺さや香

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