LNGとかLPGって何が違うの?意外と知らないガスの違いを徹底解説!

LNGとLPG、一文字違いの用語ですが、みなさんはその違いをご存じですか? 両方とも私たちの生活には欠かせない大切なものです。LNGは都市ガスの原料、LPGはプロパンガスの原料で、私たちは普段、料理をしたりお湯を使ったりするために利用しています。今回は、私たちの生活に深くかかわりがある、LNGとLPGの違いについてご紹介します。

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LNGってどんなもの?

LNGとは、「Liquefied Natural Gas」の略称で、液化天然ガスのことを指しています。メタンが主成分である天然ガスを-162℃まで冷やすことにより、液体化させたものです。そして、天然ガスとは、古代の植物の死骸などが地中深くの圧力と熱により、途方もない年月をかけて変化したものになります。

天然ガスは、地下6,000m以上の深い場所にある岩石の中に含まれています。この岩石に含まれる天然ガスを、地中深くまで井戸を掘って採掘するのです。採掘された天然ガスからはプラント(大小さまざまな機械や装置が組み合わさった大型設備のこと)により水や炭酸ガスなどの不純物が取り除かれ、その後-162℃まで冷却されてLNG(液化天然ガス)に加工されます。

天然ガスは、地球環境問題の1つである温暖化の原因とされている、CO2の排出量が石炭や石油などより少ないため、比較的環境にやさしいエネルギーといわれています。また、石油に比べ埋蔵量が豊富であることから、近年その需要も大きく伸びてきているのです。

加えて、天然ガスは液化する過程で不純物を取り除いているので、燃やしたときに硫黄酸化物などの有害物質の発生が少なく、このような意味でもクリーンなエネルギーといわれています。さらに、気化した天然ガスは空気の半分ほどの重さであるため空気中ですぐに拡散し、1ヵ所にたまる危険性が少なく、比較的安全性が高いことも特徴の1つです。

しかしながら日本は、国内で使用するLNGのほとんどを輸入に頼っているのが現状です。オーストラリア、東南アジアのインドネシアやマレーシア、中東のカタールやUAEなどから、特殊なタンカーで運びこんでいます。

LPGってどんなもの?

LPGは「Liquefied Petroleum Gas」の略称で、液化石油ガスのことです。プロパンやブタンが主成分であり、プロパンガスの場合は-42℃で冷却するか、常温で0.8~0.9MPa(8~9kg/㎠)の圧力をかけることで液化することができます。石油ガスも天然ガスと同様、古代の植物の死骸などが地中深くの圧力と熱により、途方もない年月をかけて変化したものです。

石油ガスの主成分であるプロパンガスやブタンガスは、油田や天然ガス田の内部にメタンやエタンなどほかのガスと混じった状態で存在しています。このガスを地下から採掘してプラントでプロパンやブタンを分離回収し、硫黄などの不純物を取り除くことで精製されます。その後、圧力をかけて液化しLPGに加工されるのです。

プロパンガスやブタンガスは天然ガスと比べ容易に液化することができ、取り扱いやすいのが特徴で、ボンベなどに充填して簡単に運ぶことができます。また、プロパンガスやブタンガスは、天然ガスと比べて2倍以上の発熱量があります。

そのため、強い火力が必要な飲食店の業務用として、また、タクシーなどの業務用車両などにも使われています。さらにプロパンガスは、昔からボンベにより一般家庭にも供給されてきた歴史があります。

プロパンガスやブタンガスには空気の1.5~2倍の重さがあることも特徴で、ガス漏れを起こした場合には、地面や床面を這うように広がり低い場所にたまります。そのためLPGは、ガス漏れなどのトラブルには特に注意する必要があります。

LNGと同様、日本は国内で使用するLPGの多くを輸入に頼っていますが、国内で原油を精製する過程でも生み出されています。LPGの輸入先は、カタール、UAE、サウジアラビアなどの中東産油国が中心で、液化された状態でタンカーにより国内へ運ばれています。

都市ガスとプロパンガスの違いは?

日本の家庭で一般的に利用されているガスが、都市ガスとプロパンガスの2種類です。そして、都市ガスがLNGを原料とするガス、プロパンガスがLPGを原料とするガスになります。

都市ガスはガス管によって一般家庭に供給され、プロパンガスはガスボンベにより供給されます。都市ガスのインフラの普及とともにプロパンガスの利用は年々減少しており、反対に、都市ガスの利用は伸びているといわれています。

プロパンガスの利用が減少している原因の1つに、コストの問題があります。配管を通して供給される都市ガスに対し、プロパンガスは、ガス販売事業者が各家庭までボンベに充填したプロパンガスを運んで設置します。

そのため、人件費や輸送費などの余分なコストが発生し、都市ガスと比べて割高になってしまうのです。また、設置時にかかる費用なども月々のガス代に加えられている場合があるため、これも価格が高い要因の1つになっていると考えられます。

しかし、プロパンガスには災害時に強いというメリットもあります。震災になどによりインフラに障害が発生した場合、都市ガスは復旧に長い時間がかかることがあります。しかし、各家庭に取りつけられているプロパンガスならば、安全性が確認されればすぐに使用することができるのです。

また、先に述べたように、プロパンガスには都市ガスの2倍以上の火力があるため業務用としての需要は高く、多くの飲食店などで利用されています。

まとめ

ここまで、LNGとLPGの違いを解説してきましたがいかがでしたか? ガスは私たちの生活には欠かすことができない大切なインフラです。また、都市ガス(LNG)とプロパンガス(LPG)ではその特徴も違い、利用する際に注意する点も異なってきます。

限られた大切な資源であるLNGとLPG。そのありがたみも普段の生活の中で意識しながら、正しく安全に利用していくことを心がけたいですね。


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