プロパンガスは自由に契約が可能!契約から解約までの手順を徹底解説

家計の節約ポイントである光熱費。特にガスは、料理やお湯を沸かすのに欠かせません。一般的には都市ガスのほうがコストは低いといわれていますが、都市ガスが対応できるエリアは限定されています。そこで登場するのがプロパンガスです。ここでは、プロパンガスの契約から解約までの手順と注意点を解説します。

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何からはじめたらいい? 契約前に確認しておきたいこと

新生活をはじめるにあたって、まずは水道やガス、電気を使える状態にする必要があります。ガスの場合は都市ガスかプロパンガスかのどちらかですが、これらは自由に選択できるのではなく、ガスを気体の状態で供給できるガス管が整備されている地域は都市ガスを、そうでない地域はプロパンガスを利用することになります。まずは、自分の住む地域でどちらのガスが利用できるのかを確認しましょう。

また、都市ガスのガス料金がいわゆる公共料金として価格設定がなされている一方で、プロパンガスの場合は、それぞれの供給会社が自由にガス料金を設定できることになっています。そのため、プロパンガスの場合は、契約会社によって月々の支払い額に大きな差があることも珍しくないのです。プロパンガスを契約するのであれば、まずは数社を比較して、適切な価格設定のガス会社を選ぶのが賢明です。

新居が一軒家であれば、見積もりを比較するなどして自分でガス会社を選ぶことができます。しかし、アパートやマンションであれば、大家さんや管理会社がすでにガス会社を指定している場合がほとんどです。1室のみ別のガス会社を利用することは難しいので、どうしても指定とは別のガス会社を利用したい場合は、大家さんや管理会社に契約のガス会社を一括で変更してもらう必要があります。月々のガス代が安くなるなら他の住居者にもメリットになるので、直接大家さんや管理会社と交渉してみるのも選択肢のひとつです。

プロパンガスの契約手順と確認項目

新築でなくても、プロパンガス会社の切り替えは可能です。ただし、アパートやマンションの場合は、必ずオーナーや管理会社にガス会社切り替えの了承を得ましょう。一軒家の場合も、借家などで住宅の所有者が別の方であれば、やはりガス会社の切り替えが可能か確認する必要があります。

借家に住んでいる方がガス会社の切り替え時に注意すべきなのは、以前に住んでいた人がガスボンベやガス機器を5年間などの期間を定めて借用していたケースです。この場合、定められた借用期限内にこちらで新しいガス会社に契約を切り替えると、違約金が発生する可能性があるので注意しましょう。

問題なくガス会社を変更できることを確認したら、次に、新しく契約するガス会社を探します。実は、プロパンガス会社は、ガス料金の値上げについて書面で通知すれば、利用者の同意を得る必要はないとされています。そのため悪徳業者であれば、初年度の見積もりは安価に設定し、2年目以降に急にガス料金を値上げすることも。契約の際は、優良なガス会社であるかをきちんと見極めなければなりません。安易に契約を結んでしまわず必ず複数社から見積もりを取ること、そして、契約の前に以下のポイントをチェックすることを心がけてください。

・見積もりや料金表のプラン・仕組みを理解できるまで説明してもらえたか
・ガス料金の値上げに関する記載はあるか
・解約の注意点や解約金の有無について把握できたか
・ガス設備の所有権について確認したか
・担当者の連絡先や名前がわかるか

ガスの利用契約にもクーリングオフ制度があり、新しいガス会社に切り替えて一定期間内であれば、元のガス会社に戻ることができます。万が一「契約時と話が違う」などのトラブルが起きた場合は、期限内であればクーリングオフを活用できることは覚えておくといいでしょう。

新しく契約するガス会社が決まったら、切り替えの場合はこれまで利用していたガス会社を解約する必要があります。そして、解約と同時に新しいガス会社と契約を結びます。新しいガス会社に切り替えるためには、切り替え工事が必要です。契約のガス会社と日程の調整を済ませましょう。工事の所要時間は短くて30分、長くても2、3時間を見ておけば問題ないでしょう。

解約する際に気をつけるべきポイントは? 解約の手順と注意点

ガス会社切り替えの際には、これまで契約していたプロパンガス会社を解約しなければなりません。解約時にはまず、契約内容を確認することからはじめましょう。

最初に注意すべきなのは、契約時に定めた契約期間です。たとえば5年契約、10年契約、というように期間を定めていて、かつ解約したいタイミングが定めた期間に満たない場合、「違約金を支払ってくれなければ解約はできない」などといわれることがあります。しかし、いくら契約期間の定めがあっても、そもそも契約書に違約金支払いの記載がなければ、支払う義務はありません。ですから、とにかく契約書の内容を確認することが重要なのです。

また、違約金が発生する場合も、新しく契約するガス会社が違約金を負担してくれるケースがあります。この点は、切り替え会社を決める際に、新規契約のガス会社へ事前に確認しておくといいです。

さらに、解約の連絡は、解約したい日の1週間前までには済ませておくのがおすすめです。新規に契約したガス会社は、消費者が解約を申し出てから1週間以内は、前の契約会社のガスボンベなどを撤去することができず、最長1週間は切り替え工事を進められない可能性があるからです。大きなガス会社であればインターネットから簡単に解約を申請することできるケースも多いので、申し込みは早めに済ませておきましょう。

まとめ

プロパンガス会社を消費者が自由に選択できることは、意外と知られていません。水道光熱費は家計の中でも重要な節約ポイントですから、電気料金と同じくガス料金についても見直し、いいガス会社が見つかれば、契約会社の切り替えを検討してみるといいでしょう。

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