ワクワク、おいしい♪オーナーのこだわりがつまった食のセレクトショップ〔SHOP&CAFE九州堂〕

たっぷりと時間と手間をかけて作られたものはおいしい。いま、日本や世界の各地から美味しい食材や調味料を集めた食のセレクトショップが増えています。オーナーがおいしいと思ったもの、良いと思ったものだけが並ぶお店だから、選ぶ楽しみはひとしお。そんな選ぶ楽しみが味わえ、食べてほっこりできるセレクトショップ〔SHOP&CAFE九州堂〕を紹介します。

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人気の谷中にあるセレクトショップ

東京の下町風情が色濃く残り散歩コースにも人気の“谷根千”(やねせん)。お惣菜屋さんやお肉屋さんなどでにぎわう「谷中銀座」とT字型に交わる「よみせ通り」に〔SHOP&CAFE九州堂〕はあります。

〔SHOP&CAFE九州堂〕では、大分県出身のオーナー・後藤さんが九州各地をくまなく歩き、生産方法などにこだわり、共感できるかたの商品のみを扱っているのだそうです。

店内に並べられた後藤さんがセレクトした食材を見ていると、食材をひとつ選ぶのも、どんな生産方法で作られ、生産地はどこか、そして作っている人の想いなどをじっくりと考えて、選ぶことの大切さを教えてくれます。

後藤さんが食材を“選ぶ”際にもうひとつ大事にしていることは、生産者さんに「自分たちが作ったものをみんなに食べてもらいたい」という強い想いがあるかどうかなのだそうです。想いがあるということは、長く安定したお付き合いのできる生産者さんということ。私たち消費者からしても、それはおいしいものを買い続けることができるということへとつながっていくのです。

店頭には生産者さんから直接、届くオーガニック野菜を中心にならんでいます。どれも生き生きとしていてとってもおいしそうです。お料理が好きな方はきっと、見ているだけでワクワクしてくることでしょう。

仕入れのタイミングによっては、うれしい特価品に出会えることもあります。この日は“訳あり品”のゆずが出ていました。ところどころにキズが入っていますが、ゆずは使えるところがたくさんあります。汁物の香りづけに皮を少し入れたり、焼き魚にしぼったり、お風呂に入れて香りを楽しんだりと。スーパーでは出会えない、こういったうれしいお買い得品と出会えるのもセレクトショップならでは。

ご当地のおいしいものがいっぱい!

店内には塩、醤油、酢、砂糖などの調味料をはじめ、ドレッシング、乾麺、だし、レトルト食品、お菓子など、後藤さんがセレクトした九州の“おいしいもの”が並んでいます。最近では各地のアンテナショップが増え、ご当地食材を目にする機会が多くあると思います。そんなかでも、九州堂に並んでいる商品は、あまり見たことのないものが多く「コレなんだろう?」と思わず手にとってしまいます。

ゆずごしょうは各地で見かけることもあると思いますが、こちらにはちょっとめずらしいものが。「かぼすは大分県の特産品です。ビタミンCやクエン酸が豊富なんですよ。かぼす果汁も人気がありますが、こちらの《かぼすごしょう》もとても人気があります。これからの季節、お鍋のともにとても相性がよいと思います」と後藤さん。

九州堂のランチタイムに出しているスープで使用している《ダーシィーハリー》。大分県産のシイタケ、鹿児島県産の鰹節、長崎県産のいわし煮干し、焼きあご、熊本県産の鯖節、北海道産の羅臼昆布が原材料の無添加・無食塩のだしパックです。

「パックの中身はだしおわったら、塩や醤油を少しかけて食べるとおいしいですよ」と後藤さん。ランチで食べたスープが気に入ったらぜひ買って帰りたい一品です。

“ふわもち”食感が話題の《九州パンケーキ》も置いてありました。すべて九州産の素材で作られているパンケーキミックスは、風味豊かな大分県産の小麦をはじめ、宮崎県綾町で育てられた発芽玄米、長崎県雲仙のもちきび、佐賀県産の発芽押麦など、すべてが九州産です。

九州といえば“甘い醤油”も有名です。九州堂では鹿児島県と大分県の醤油を取りそろえています。「九州は甘口の食文化があって、醤油も甘味料で甘みを加えています。そして九州の甘い醤油は、上から下に、南へ行くほど甘くなるといわれていて、鹿児島が最も甘い、なんていわれているんです」と後藤さん。鹿児島の極あまくちしょうゆ《専醤》は、かけ用としてはもちろん、肉じゃなどの煮物や、唐揚げの下漬用調味料としても使うのだそうです。

鹿児島本土から300km離れた奄美大島の郷土料理の《鶏飯(けいはん)》も置いてあります。奄美大島を訪れたことのある人は、きっと食べたことがあると思います。ごはんの上にほぐした鶏肉や錦糸卵、しいたけなどをのせ、ガラスープをかけて食べる料理です。旅先で食べ、忘れられないあの味を家で味わうことができます。

入口横にはアイスの冷蔵庫があります。なかをのぞくとアイスが2種類。《ブラックモンブラン》と《ミルクック》。これは東京では見たことのないアイスです。すると後藤さんが「これは九州出身の人であれば知らない人はいないっていうほど九州では有名なアイスなんですよ。ブラックモンブランを見つけたときの反応で、この方は九州人だなってわかるんですよ」と教えてくれました。

カフェスペースもあってその場で九州の味を堪能できる♪

店内の奥にはカフェを併設。カフェでは鹿児島産の玄米珈琲やミントティー、赤しそジュース、自家製かぼすジュース、手作りジンジャーエール、焼き芋、ゆず羊かんなど、九州産のドリンクとスイーツを楽しむことができます。《ブラックモンブラン》を買って、カフェスペースで食べている人もいました。

11〜15時のランチタイムでは《九州 旬の農家直送ランチプレート》(1,080円)を提供しています。この日は、鹿児島産黒豚のソテーをメインに、大分産の原木しいたけのソテー、有機ハーブサラダ、大根とレンコンのピクルス柚子風味、銀杏、スープが付いたワンプレートランチ。どれも食材の味を生かした塩のみの味付けで、噛むほどにお肉や野菜の旨味が口いっぱいに広がります。

ランチプレートのほかに《佐賀県 風の牧場牛カレー》(980円)も食べることができます。牛を育てて50年になる牛の匠が作るカレーは、ゴロゴロと大ぶりなお肉がぜいたくに使われており、ボリューム満点です。

ランチには、自家製のミニソフトクリーム(生乳、カボス、ミックス)やミニゆず羊かん、梅ジュースや赤しそジュース、かぼすジュースなどをセットにすることもできます。谷根千さんぽのランチタイムに寄ったり、ソフトクリームを食べ歩きしたり、玄米珈琲とお茶菓子でほっこりするのもおすすめです。谷根千をたっぷり満喫して、帰りに新鮮野菜を買って、お家でお料理するのもいいですね。

【SHOP&CAFE九州堂】
●住所:東京都文京区千駄木3-40-16
●営業:9時〜18時(CAFÉ 10:00〜18:00、LUNCH 11:00〜15:00)
●定休:月曜


●ライター 忍章子

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