半世紀を超えて形になった椅子も。北欧家具の巨匠ブランドギャラリー〔FINN JUHL〕オープン

日本でもすっかり定番になった、北欧家具。その本場デンマークで、近代家具デザイナーの巨匠と呼ばれる〔FINN JUHL (フィン・ユール)〕の新ブランド専門ギャラリーが、〔大塚家具〕有明本社ショールーム5階にオープンしました。

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まるで彫刻作品のようなデザインの家具たち

新ブランドの名は〔HOUSE OF FINN JUHL(ハウス オブ フィン・ユール)〕。フィン・ユールの世界観に魅了された北欧の家具ブランド〔One collection〕が、フィン・ユール夫人からフィン・ユール家具の製造と復刻生産に関する専有権を得て、今回の新ブランド立ち上げを実現させました。

フィン・ユールの家具は、彫刻作品の影響を受けたと思われるデザインが特徴。それまでの家具の概念をくつがえす、繊細かつ華やかなデザインは、「家具の彫刻家」と称されたほどです。

既製の形にとらわれない自由で独創的なデザイン

〔HOUSE OF FINN JUHL(ハウス オブ フィン・ユール)〕の家具が見られるギャラリーは、大塚家具 有明本社ショールーム内にあります。

なかでも代表的なデザインをいくつか紹介します。

●Pelican Chair ペリカンチェア (1940年)
フィン・ユールが、彫刻家作品の影響を受けてデザインした作品。ペリカンが翼を広げた形に似ていることからペリカンチェアと名づけられました。メーカー希望小売価格 901,800円(税込)

●Poet Sofa  ポエトソファ(1941年)
フィン・ユールの初期の代表的なソファ。1941年のコペンハーゲン家具職人ギルド展で発表。フィン・ユールの作品の中でも最も愛らしいフォルムを持つソファ。メーカー希望小売価格 1,318,680円(税込)

※写真の仕様はイメージです。展示品と仕様は異なります。

半世紀のときを超えて現代に姿を現した椅子が日本初お披露目

そして今回のオープン記念として見逃せない作品が、これ。

●FJ64 chair (1964年)
※日本初お披露目 特別出展 (2017年12月末まで)

FJ64チェアの名前は、他のフィン・ユールのモデルと同様、デザインされた年の数字がついています。2017年の製品化まで、この椅子のデザインがFJ64として商品化されることは一度もなく、試作品さえ作られなかったと考えられています。

フィン・ユールには珍しく、プラスチックと金属脚を組み合わせたインダストリアルなデザイン。今回の専門ギャラリーオープンを記念して、日本で初お披露目となったそうです。

座る部分の繊細でゆるやかなカーブ、座ったらどんな感じなんだろう……。座ることさえワクワクさせてくれる、アーティスティックで美しいチェアです。

造形の美しさはもちろん、天板が伸長するなどの機能性も併せ持ったテーブルなども揃う、フィン・ユール コレクション。見ているだけでも感性が豊かになった気分になり、インテリア愛が深まりますよ。

●ライター 力武亜矢

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