家具から始まる家づくり～クローゼット編～

「家具から始める家づくり」とは道具のサイズから逆算してスペースを計算する！

ウォークインクローゼットの広さはどのぐらい必要なのでしょうか？
新築一戸建ての住まいの場合多くのクローゼットはパイプや棚などが建築中に設置されることがほとんどで
その多くはスペースに合わせて棚やパイプが設置されているものです。

今回、家具から始まる家づくりという視点で考えれば
スペースに合わせて棚やパイプをつけるのではなく、

道具のサイズに合わせてスペースを計算するという考え方となります。

既製品の伸縮タイプのクローゼットのサイズに合わせてスペースを計算

壁面に設置したクローゼットはインターネット通販などで一般的に販売されている15,000円前後の
伸縮タイプのクローゼット！

既製品のサイズに合わせてお部屋の有効寸法を計算

向こう正面の壁に背を向けて設置する場合に既製品のサイズに合わせた壁の内寸となるように
寝室との間仕切り壁を考えました！

マンションだからできる玄関横のウォークインクローゼットに土間を設け、ベビーカーが入るように提案

子育て中のママならば一度は経験したことがあると思います。

ベビーカーで散歩中にお子さんが寝てしまい、家にもどりベビーカーから抱っこすると
起きてしまうことが・・・。

せっかく寝ている間に家事を済ませようと考えていたのに・・・と

そんな時便利なのがベビーカー置き場スペース
今回のリノベーションで玄関横にベビーカー置き場を設置、
土間のサイズも「家具から始まる家づくり的」発想をすると

お手持ちのベビーカーのサイズに合わせて土間スペースを計算するというものです。
道具のサイズに合わせたスペースの計算をしていただければと思います。

玄関横のクローゼットはロールスクリーンで目隠し！クローゼットへの開口部の天井をロールスクリーンのメカ分壁を作りました

玄関から入ってすぐのクローゼット、当然友人、知人が来た際には見られたくない部分となります。

今回、クローゼットを間仕切るロールスクリーンを設置しております。
ロールスクリーンは玄関側から巻き上げた部分が見えないように、壁を下げてロールスクリーン部分が
壁に隠れるように設計！

「家具から始まる家づくり」的な考えはロールスクリーンの巻き上げられたメカのサイズ分
壁を下まで下げる提案です。

ロールスクリーンを下ろすとクローゼット部分は隠れます

ロールスクリーンを下げてもベビーカーは納まります。

「家具から始まる家づくり」とは道具のサイズに合わせた間取りの考え方

つまり家具が置きやすい間取りとなり、道具の配置が理想的であれば生活しやすい間取りとなります。
家具から始まる家づくりとは道具のサイズを知り尽くした道具屋さん＝家具屋さんだから
考えることができる家づくりの考え方なのです。