【必見】冬の寒さを乗り切る空間づくりのコツ ログハウス by キノハス

積雪量の多い寒冷地にある小林さんの別荘は、北欧産のログハウス。厚い木の壁に囲まれているので極寒の冬でも快適に過ごせる建物です。さらに小林さんは、家の形や窓の選び方を工夫して、あたたかい家づくりを成功させました。

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木々の緑になじむフィンランド産のおしゃれな住まい

小林さんの森の家は、北欧フィンランドから輸入したログハウス。ログハウスというと木の色の壁に三角屋根が定番ですが、この家は薄いグレーの壁と片流れ屋根を取り入れ、北欧らしいスタイリッシュな外観になりました。この屋根の形を選んだのには、冬の暮らしにかかわる理由もあるといいます。

家を反対側から見るとこんな感じ。ここはウッドデッキの手すりがすっかり埋まってしまうくらい雪が降り積もる地域です。片流れ屋根には、家の片側だけに屋根の雪を落とすことができ、後始末が楽になるというメリットがあるそうです。

冬の暖房時、室内のあたたかさが屋根に伝わってしまうと、積もった雪が溶け凍りついて大変なことになるので、屋根の内部の断熱にも気を配っています。

大きな窓から山並みを眺める最高の時間

家づくりでは、大きな窓は南側に設けるのが一般的ですが、この家では西側に配置しました。というのも、この視線の先には信州五岳の山並みが広がっているから。「この景色に魅了されて、この家を建てることにしたんです」と小林さん。特に森の木々が落葉した冬の景色が素晴らしいと言います。

そしてもうひとつ、西向きの大きな窓からは、寒い冬にあたたかい太陽の日差しをたくさん取り入れることができます。「太陽の熱を利用することは、あたたかい家づくりの基本。西向きの窓は寒冷地に適しているんです」と小林さん。南からの光と熱は、高窓から取り入れます。

そもそも窓が大きいと寒いのでは? と思うかもしれませんが、断熱性がとても高い木製トリプルサッシを採用しているので寒さ対策は万全です。

ゆったり過ごせる、薪ストーブのあるLDK

LDKの全体像。リビングとダイニングキッチンで天井の高さが異なり、空間にメリハリが生まれました。もちろん食卓からも外の景色が眺められます。

キッチンは壁に沿って一列に並べたオープンでシンプルな造り。要所要所の黒いパーツがアクセントになってかっこいいですね。使い勝手も抜群です。

冬の暖房は、もちろん薪ストーブ。アメリカ・ダッチウエスト社製の鋳物ストーブです。

要と不要を考え抜いた、ミニマムだけど豊かな別荘ライフ

このログハウスは、自然に触れながらのんびり過ごす森の家。余暇の過ごし方に必要なものと不要なものを見極めることも必要です。例えば、いい温泉に恵まれている地域なので、家には浴室を造らずシャワーブースのみに。その分、リラックス時間を充実させるべく、ウッドデッキにフィンランド式のサウナ小屋を設けました。

1階にはコンパクトな主寝室を設け、2階はロフトタイプのホールのみ。後者は来客時の寝室として使っています。オープンルームなので、雑魚寝に最適。来客が増えてもOKです。

自然の中で心地良く過ごすにはログハウスがぴったり!

リラックスできる癒しの効果を持ちながら、住宅としての機能性も高い北欧ログハウスは、住宅としても別荘としても、ライフスタイルに合った豊かな日々を送ることができる建物です。小林さんはログハウスや北欧輸入住宅を手がける木の家のプロフェッショナル。そんな小林さんが、千葉にある自宅にも、こちらの別荘にもログハウスを選んだということは、それだけ住み良く快適な建物ということでなんです。

森の中のログハウス、いかがでしたか。このログハウスは休日を過ごす家なので、間取りや設備はとてもシンプルですが、心地良く過ごすための工夫があちこちに盛り込まれています。家での過ごし方やライフスタイルを見詰め直すと、本当に必要なものが見えきます。自宅の建築を検討している人にも参考になる考え方といえるでしょう。自分の暮らしに「いるもの」「いらないもの」、見つめ直すと、新しい発見があるかもしれませんね。

雑誌『キノハス』に小林さんの記事が載っています。

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