外壁塗装の流れや工事期間をきちんと事前に理解し、成功につなげよう

ご自宅の外壁塗装を依頼しよう! と思ったら、あらかじめ工事の流れと期間を知っておくとその先の段取りがスムーズになります。それらの知識がないまま依頼してしまうと、工事の内容が適切かどうかをすぐに判断しにくくなるためです。今回は、外壁塗装の流れや工事期間についてご説明し、外壁塗装を成功させるヒントを紹介したいと思います。

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外壁塗装の流れを理解しないとトラブルになる可能性も!

なぜ外壁塗装の流れを理解しておく必要があるかと言うと、トラブルを未然に防ぐためです。トラブルを防止できる理由をいくつか挙げてみたいと思います。

【理由1】工事期間を把握できる
外壁塗装の流れを把握していると、おおまかな工事期間がわかります。天候によって工事が延長することも多いのですが、予備知識があればその点も視野に入れて計画できます。もし、理由がはっきりしないのに工期だけが伸びている場合、業者が不適切な工事を行っている可能性もあり、その判断材料にもなります。

【理由2】工事内容が予定どおりか把握できる
計画した工事内容と実際の工事内容が異なることで、トラブルに発展するケースは少なくありません。そのトラブルを回避するには、外壁塗装の流れを知っておくことが大切です。外せない用事がない限り、できるだけ頻繁に現場に出向くと良いでしょう。

依頼した作業をきちんと行っているか、色は指定したものと合っているか、3度塗りの工程が2度塗りで終わっていないかなど、外壁塗装の流れを把握していれば自分の目でも確認ができます。

【理由3】良いタイミングで塗装してもらえる
外壁塗装の流れの中には、必ず塗装をした後に乾燥期間が必要です。塗膜を作り紫外線や雨水などのダメージを防いでくれるためです。雨天が続く時期に外壁塗装をすると、工期が伸びて費用がかかり、業者側と揉めることがあります。作業の流れを知っていれば、乾燥の段階は雨が降らない時期を選ぶなど工夫することができます。

外壁塗装の一般的な流れについて

業者によって外壁塗装の流れや方法は異なりますが、一般的な流れについて紹介していきたいと思います。

【外壁塗装の流れ1】足場設置
まずは家を一周する形で足場を設置します。作業を行いやすくするためと、職人の安全確保がその目的です。設置し終わったら飛散防止ネットを張り、近隣の家や駐車車両などへの塗料の飛散・付着を防ぎます。

【外壁塗装の流れ2】 外壁を高圧洗浄
次は高圧洗浄で外壁を洗い流します。車にワックスを塗る前に洗車するのと同じ理由で、古い汚れを落としていきます。

【外壁塗装の流れ3】養生
塗装しないところ(サッシ、玄関ドアなど)をビニールで保護します。これを養生と言い、外壁塗装の工程で重要な作業です。

【外壁塗装の流れ4】ひび割れ、剥がれ、膨れの処理
養生が終わったら下地処理を行います。外壁にできたひび割れ、剥がれ、膨れなど劣化した部分の補修です。

【外壁塗装の流れ5】外壁の下塗り
外壁塗装は、一般的に「下塗り→中塗り→上塗り」3回の重ね塗りをします。最初の作業が下塗りで、外壁に塗料を密着させるために必要な工程です。下塗り剤は、その後に施工する塗料の付きを良くする接着剤のような役目を持っています。

【外壁塗装の流れ6】外壁の中塗り
次は中塗りですが、中塗りと上塗りでは同じ塗料を使用する場合が一般的です。中塗りには下塗り材をコーティングしながら、上塗りの下地を作る役目があります。下地材を保護し、外壁にきれいな色を付けます。

【外壁塗装の流れ7】外壁の上塗り
中塗りに使用した塗料で3回目の塗装をします。

【外壁塗装の流れ8】最終確認と足場の撤去
外壁塗装すべての工程が完了したら、養生で使ったビニールやテープを取り外し、仕上がりの最終確認をしてもらいます。気になるところを指摘してもらい、修正したい場合は相談して実施します。確認が完了したら足場を解体し、撤去作業に入ります。

外壁塗装の工事期間は平均でどのくらい?

外壁塗装は、天気が良ければ10日間くらいで完了する場合もありますが、雨天や風などで工事期間が延びる場合があります。塗料によっては工程が増え、工事期間が長くなることもあります。一般的には10~14日間が平均的な工事期間です。

・工事期間を短くしたい場合
工期を短縮したい場合は、職人の数を増やせば可能です。塗装職人1~2人で行うのが一般的ですが、3人にしてもらえば工事期間を短くできます。しかし、閑散期なら人手がありますが、繁忙期は職人の数が不足しがちです。工事の時期と塗装業者の状況次第で、短縮の可否が決まります。

・雨や風の影響で工期が長引く場合
外壁塗装は下地が乾燥していることが前提です。従来は雨が降れば外壁塗装工事も中止になりますが、雨の日でも作業可能な養生で工夫してもらえばスケジュールどおりに工事が進む場合もあります。ただし、雨で工期が伸びることは珍しくないため期日に余裕を持って計画することが大切です。

また強風が吹くと、塗装中にホコリやごみが紛れ込むため塗装できませんし、塗料が近隣に飛散してしまう危険性もあります。そのために工事が長引くこともありますから、そういった意味合いでも天候を考慮したプランを立てておきましょう。

まとめ

外壁塗装の流れは複雑なため、簡単にすべてを理解するのは難しいかもしれません。業者によっても仕方が異なりますから、揉めないように様々なケースを想定しておく必要があるとも言えます。今回紹介した外壁塗装の流れと工事期間はあくまで目安として把握しておき、その場で疑問に感じた点は業者に尋ねて解決してみましょう。

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