今人気の『和モダンインテリア』をご紹介☆和室のおしゃれ暮らしが新しい！

和室のおしゃれ暮らし「和モダンインテリア」が今人気！

今、和室がどんどん見直されています。落ち着く和室にソファを置いて、おしゃれに暮らしたいという方が増えているそうですよ。次は、畳のアパートに入居してみようかなと思っている方もいらっしゃると思います。そこで！“和室で暮らしたい”と思いはじめた方のために､和室に似合うインテリアとコーデをご紹介しています。今や和室コーデも純和風にとどまらず、北欧風など洋風に変身した和モダンのスタイルがバンバン取り入れられています。

和風とは

従来の日本家屋とはこんな感じでしたよね。和の情緒がたっぷりですが、和モダンに代表される新しい和室のコーデは、こういったニュアンスを基調としながら、様々な新しいバリエーションを生んでいます。次からインテリア別にご紹介しますね。

畳／琉球畳に代表される縁なし半畳畳

半畳畳とは

こちらは縁なし半畳畳です。和室といえば畳。でも今は、オーソドックスな畳以外に半畳畳も大人気です。いわゆる「琉球畳」に代表される一畳の半分のサイズの畳ですが、これが今とってもおしゃれ。よくある誤解は琉球畳＝半畳畳というもので、厳密にはこの２つは草の素材がちがい、半畳畳のひとつの種類が「琉球畳」なのです。一般の半畳畳はイグサで作られた「目積表（めさかおもて）」という畳表で、本物の琉球畳というのは大分県国東半島産の、「七島イ（しちとうい）」というカヤツリグサを大分の地で織って製造しているもので、同名の流通品は9５％くらいが中国・ベトナム製だそうです。もっとも優れているのはやはり国産の「琉球畳」で、他よりお高いですが、最初の美観こそ目積表に負けるものの、日焼け後の落ち着き具合と美しさ、長持ちの度合いからいって、じつはコスパNO.1だそうです。流通品には名前だけ「琉球畳」を名乗っている外国産が多いということなので、1年で買い換えるということにならないために、ご購入の際には事前によくお調べになるほうが良いようです。

半畳畳の目の向きによって生まれるステキな市松模様

半畳畳を敷いた、おしゃれな和室の写真でよく見かけるのは、この市松模様ですよね。これは畳の目の向きを縦横交互に敷くことで、光の当たり具合によって市松模様に見えるのです。ふつうの一畳畳と同じように、目の向きを全部同じにすると市松模様にはならないので、お好みでそちらの敷き方をされているお宅もあります。

和紙畳・置き畳

和紙畳

素材も今や「い草」だけではありません。「和紙畳」という、和紙素材の畳も人気が出てきています。変色しにくい、カビが出にくい、イグサ製の３倍長持ち、こぼした液体が拭き取れる、などなど、イグサの弱点がほぼ克服されている畳だからなのです。イグサに準じる芳香もあり、見かけも一見、従来の畳とほとんど変わりがないのです。

置き畳

また「置き畳」という畳は、カラーもサイズも１枚ずつオーダーできるので、こんなおしゃれな畳空間を演出することもできるようになっているのです。

畳・板の間に合う和モダンコーデ

和室に似合うソファ

それでは、ここからは畳や和室の板の間に合う和モダンインテリアのおススメをご紹介いたしますね。まずはソファから。

和室に置くソファは、「低いこと」・「木のぬくもり」が大事です。必ずしも木目が必要ではないということですが、木のフレームか、ファブリックなど、それに準ずるソファのほうが合うようです。では次から和室の具体的なコーデ例を見ていきましょう。

北欧風

北欧ナチュラル×和モダン

和室を北欧風にしつらえるのが今人気です。畳の部屋を北欧風に？と首をかしげられる方もいらっしゃると思いますが、意外によく似合うのが不思議なところなんです。世界中に伝播しているインテリアの大定番、北欧スタイルだからこそ、どんなテイストにも溶け込めるんですね。白いソファを置くのは北欧風和モダンの定番なんです。

和モダン建築のお宅です。梁や無垢床などの和風と、ペンダントライトや曲げ木のチェアなどの北欧スタイルとよく似合っているんです。ホワイトやナチュラルを、お部屋の基調にするところが共通しているからなんですね。

北欧ヴィンテージ×和モダン

美濃和紙を使ったぼんぼり風ライトが、不思議にも北欧ヴィンテージスタイルのリビングボードとしっくり合っているリビングです。長い時を経て残る伝統の重みが響き合うからなのでしょうか。

北欧モダン×和モダン

畳部屋はあってもいいから和室っぽさは払拭したいと思われる方もいらっしゃいますよね。こちらは一見、和室と気づかないほどモダンな和室です。IKEAで人気のアート、オードリー・ヘップバーンも浮いていないんですね。意外な組み合わせ、ブラックのアクセントウォール×畳も、はっとするほどスタイリッシュです。

上の和室の戸を閉めたところです。戸の向こうが和室とは、全く想像できないくらいですね。現在の和室は、こんな劇的変身も可能になっているんです。

和アンティーク

フローリングのお部屋に

こちらはマンションのフローリングの部屋なんです。意外にも『トラックファニチャー』の渋いローソファが寄り添って、しっとり落ち着いた和アンティークな空間が作られているんですね。ここで本を読んでいると、心地よさにうとうと寝てしまいそうですね。フローリングのマンションでもこんな雰囲気が可能なんです。

大正レトロな和モダン

板床もガラス戸との組み合わせで、大正レトロなリビングが叶うんです。和室に『カリモク』ソファを置くのはもはや定番、どんなテイストにも合う万能ソファだからこそ、こんなしっとりレトロなコーデもおまかせです。

男前と合わせて

インダストリアルなアイアンラックとアンティークな茶箪笥の組み合わせは、不思議なことにケンカしないんですね。どちらも時代が付いていることに価値があるテイストなので、東西の違いはあれども、ぴったりの取り合わせになるんです。

和室に合う寝室コーデ

シンプル＆ナチュラルな布団コーデ

畳といえばやはりお布団ですが、こちらの爽やかなブルーは、『しまむら』のデニムの布団カバー。デニムというと西洋のもののようですが、デニムの青のインディゴは、日本ではかつて藍から染め出していた日本人にはなじみの色。ですからデニムカバーも和室にしっくりするんです。夏の暑さには涼しさを感じさせてくれるコーデになります。

北欧風和モダンのベッドルームに

ソファと同じように「畳＋ベッド」もいまや和モダンに欠かせない要素です。脚がない直置きのベッド＆無地に近いファブリックは、北欧テイストにも通じます。ベッドなのにお布団気分で眠れるのが和モダンの寝室コーデです。

座布団

同じリビングも間接照明を灯すと、和モダンならではの情緒をもつ、渋く落ち着きのある、洋間では醸し出せない雰囲気のコーデに。

小上がりに和室

リビングに段差をもうけ、小上がり風にして、和室とリビングとの境界をはっきりさせるレイアウトも多く見られます。

和室を目隠しした状態です。板のふすまで完全に仕切ってしまうことなく、畳ともよく合うグリーンのロールスクリーンを、好きな間隔だけ御簾（みす）のように開けて、外界とのへだてをゆるやかに開けたり閉めたりすることができるのです。

和モダンな文机

こちらは北欧風の和モダンな文机……ですが、実はこちら、無印の「コの字の家具」なんですね。シンプルな形は畳空間にもぴったりです。

テレビ台にも棚にも収納としても使える、現代版のフレキシブルな文机になるんです。

キッチンにみる和モダン

北欧＆カフェ風食器収納

和風の食器収納といえば、すりガラスの奥にひっそりしまわれるイメージがありますが、オープン棚に収納することで、北欧風の和モダンな食器収納になるんです。

理系インテリア風のキッチンツール収納

こちらは理系インテリアのアイテムのビーカーに、和のキッチンツールを立て収納しています。からりとした機能的イメージの和モダン収納に。まっすぐな容器のほうが広がらずコンパクトに収納できます。ビーカーはいま100均でも手に入る今お手軽なアイテムなのでおすすめです。

和風吊り収納

ビスや押しピンでキッチンを傷つけない和風収納です。和に合うナチュラルの棒なので、見た目にも優しく、金属やプラスティックの持つ硬質さを感じさせない和モダン収納です。

北欧風の棚に和モダン収納

和の道具が、北欧スタイルの開放的な棚に収納され、とてもスッキリしています。和の温かみもある和モダンな収納になっています。

奥のキャビネットは『無印』、シンプルナチュラルなテーブルは『MOMOナチュラル』。北欧スタイルなのに和の情緒感のしっとりし漂っている、和モダンなダイニング側です。

アイアン＆スチール収納

アイアンラックに和のキッチン道具を収納しています。ブラウン多めの和アンティークなお宅なので、ブラックで引き締められたそうです。和の「まったり」を刺激的でインパクトのある「和モダン」に変えてくれる組み合わせです。

シルバーのスチールも和の情緒をパキッと引き締めてくれます。『IKEA』のキッチンワゴン「FLYTTA」は、作業台としても使えるので、とても便利だそうです。

コーデ例いろいろ

アンティーク風和モダンコーデ例

ちゃぶ台

「ちゃぶ台」は、キュンと郷愁を感じさせる和風のアイテムですね。無垢床にラグとしつらえることで、和にモダンテイストが香ります。

四角いちゃぶ台は、昭和の時代だけでなく、大正レトロな味わいも醸し出してくれるアイテムです。いつまでもうちわを飾ってしまいたくなる風情があります。

エイジングの箪笥＆引き出し

現代の家具を塗装など少しアンティークっぽく加工することで、純和風和室もキュートな和モダンに変身します。心をくすぐられる情感のただようコーデになりますね。

和アンティーク家具＆ござ

フローリングの床のマンションの一室です。和アンティークな家具やござ、北欧ヴィンテージ風の椅子などが加わって、和モダンな空気感に満たされています。とっても落ち着く感じになりましたね。

北欧風和モダンコーデ例

涼やかな北欧風の和モダン

ペイントされたアクセントウォールや、円形ラグで、涼やかな北欧風の和モダンコーデになりました。畳は見えているのに、和室に見えませんね。

ソファコーデ

畳を敷きつめる様式があらわれたのは室町時代なので、それまで日本も板床が主流でした。ブラックの収納扉とレザーソファという西洋の男前感が加わり、まるで戦国武将の会談が行われるようなドラマティックな雰囲気をもつ和モダンリビングになっています。

リビング隣の和モダンの畳部屋①

リビングの隣につづく和室は、リビングや子ども部屋の補助としていつでも使えるよう、空けておかれるお宅も多いようです。窓におりているのは、和紙に似た素材のプリーツスクリーンだそうです。ふすまもスクリーンも白く、北欧スタイルのとてもスッキリされている和室です。

リビング隣の和モダンの畳部屋②

こちらの和室はふだんお子さんのリビング学習に使われているそうです。北欧アイテムのモビールや『IKEA』の安楽椅子「POÄNG（ポエング）」も、和紙のライトとうまく融けあっています。POÄNG（ポエング）は結構大きいので、場所をとるときは和室に待機させられます。

リビングのホビースペース

リビングの一角にあるホビースペースです。デスク部分が掘りごたつ風なので、足のしびれを気にせず済み、作業が長時間になっても安心です。

上のホビースペースは、リビングから小さい階段で上がっていけるんです。大人の秘密基地のような、ワクワクする小部屋風の和室ですね。

押し入れの活用

北欧ファブリックの目隠し

押し入れといえば日本的収納ですが、こちらでは『マリメッコ』のヴィンテージクロス「LOKKI（ロッキ）ブラウン」を目隠しカーテンにすることで、和モダンコーデにされています。

中はクロゼットとして使われているんですね。開けると確かに押し入れなんですが、北欧ヴィンテージのカーテンを閉めると、パッと雰囲気が変わってしまえるんですね。

北欧風クロス×ライトで和モダンなワークスペース

こちらは押入れの襖を外し、中にデスクを収納されました。和室の壁のクロスも、ペンダントライトも北欧風。和洋の融合した和モダンのワークスペースになりました。

和室のインテリアはいかがでしたか。

伝統の純和室から和モダンテイストへの変遷は止まらない勢いなので､こちらでも和モダンのテイストを中心にご紹介いたしました。賃貸でも和室に半畳畳を取り入れることが増えています。今和室に住んでおられる方、これから和室へ入居される方、お好みのインテリアやコーデがありましたら、ぜひご自分のお部屋をリラックスできるお好きな和モダンテイストに作ってみてください。

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