かんたん掃除としっかり掃除

汚れを落とす4大要素

汚れが落ちる4大要素は
・物理（力）
・化学（洗剤）
・時間（浸透）
・温度（熱）

効率よく汚れを落とすには、
この4つのバランスが大事です。

ふだんのお掃除

お掃除講座の受講生さんに
ほぼ毎日できているかんたんな汚れ取りは？
とお聞きすると

・フロアモップでさっと床掃除
・中性洗剤とスポンジで食器洗い
・キッチンペーパーで油汚れを拭う

というお答えが多いです。

このような毎日のかんたん掃除は、
物理的な力で行えます。
扱いやすい掃除道具をさっと手にして、
目の前の汚れを取り去ります。

これらの物理的な掃除を
ふだんから行っていると、
化学的なお掃除や
温度や時間を利用したお掃除はほとんどせずに済みます。

化学の力をつかうのは
ふだんは主にこのふたつが
おすすめです。

・食器洗い洗剤
・エタノール

いずれも中性で手肌に優しい成分です。
家中のあちこちを
これで手軽に掃除できます。

温度の力を利用して、
油っこい汚れに
お湯をかけて汚れ落ちをよくする方法もおすすめです。

こまめに掃除できるようになるコツ

ふだんの掃除は、
簡略化されていることがコツです。

・掃除の工程が単純
・掃除の手順が頭に入っている
・扱いやすい掃除道具を使う
・手が届く場所に掃除道具がある
・掃除道具の手入れが不要
・場をきれいに使う意識がある

汚れを落とすことが
いかにかんたんかというのは、
例えば、ハンバーグを食べていて、
ソースが口の横についてしまった場合を想像してみてください。

そこにあるティッシュペーパーで
ついたソースを拭いますよね。

汚れを取る工程が単純なため、
いちいち考えなくても
無意識で拭くと思います。

「顔についたソース取るの面倒くさいんだよねー」
とほったらかしにしないですよね。

それと同じで、
調理中でも汚れが飛んだら
さっと拭きます。

掃除は義務ではなく、権利(^▽^)/

しっかり掃除の日

掃除って、いつもは面倒に思っても、
急にやる気がでる日がありませんか？

そんなパワーみなぎる日に全力でやった場合
「もう掃除はしたくない！」と嫌なイメージとなるか、
「きれいになって嬉しい！」と充実感を味わうか、
「これからはこまめにやろう！」と反省＆改善を誓うか、
そのときによって違ったりします。

できることなら、充実感を味わい、
改善できる点をみつけて
実行するといいですよね。

しっかり掃除は
・掃除の工程が複雑
・掃除の手順を確認しないとできない
・適した掃除道具がない
・掃除道具の手入れが面倒
・手が届きにくくふだん見て見ぬふりしてしまうところ
・ふだんは気づかないようなところ

攻略するには
・手順をマニュアル化
・掃除の工程を簡略化
・使い捨ての掃除道具を駆使

ひとりでは大変と思う掃除は、
いつどんな掃除をするか決めて、
家族に手伝ってもらうのがいいでしょう。

やり方をていねいに伝えて、
協力して行います。

予算を決めてお掃除の業者さんに依頼する手も。

汚れ落としのおさらい

拭いても落ちない汚れ、
細かい部分の汚れは、
洗える素材であれば
洗った方が早くきれいになります。

水洗い
↓
お湯洗い
↓
洗剤洗い

洗っても取れない頑固な汚れの場合、
素材によっては
汚れの部分を削ることもあります。

・粉の状態の重曹でこする
・メラミンスポンジでこする
・使わないカードで汚れ落とし
・丸めたアルミホイルでこする

こする作業は力を入れると、
削っていることになります。
目に見えなくても傷がついてしまうかもしれません。

傷がつくと、今後は余計に汚れが付着しやすくなります。

この画像はスチールウールで
焦げを削ったもの。

焦げだけでなく本体を削っているはずです。
短期使用の消耗品としてなら
このやり方でもOK。

ただし、飲食店や加工品製造工場等で
清掃に使ったスチールウールの破片が
調理品に入ってしまう事故もあるようです。
ご家庭でも気をつけましょう。

むきになって汚れを落とさなくてもいい…
一つのことに執着し過ぎて
大事なことを見落とさないようにしたいものです。

本日もお読みいただきまして
有難う御座いました。