始球式で上原さん快速球 聖地で学童軟式野球開幕

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 “小学生の甲子園”として知られる「高円宮賜杯 第42回全日本学童軟式野球大会 マクドナルド・トーナメント」が8月8日、3年ぶりに東京の神宮球場で開会式が行われ、開幕した。昨年優勝の長曽根ストロングス(大阪)と、約1万1000のチームが参加した全国の予選を勝ち抜いた49代表(徳島県代表はコロナ感染で出場辞退)の計50チームが、聖地、神宮球場のグラウンドを行進した。

客席の保護者から歓声

 開会式のハイライトはプロ野球、巨人の元エースで、大リーグでも活躍した上原浩治さんによる始球式。現役時代と同じ背番号19番の赤いユニホームに身を包み登場すると、子どもたちよりもスタンドで見守っていた保護者やチーム関係者から歓声が上がった。上原さんは昨年に続き2度目の登場だが、新潟県で行われた昨年の大会はコロナ感染の影響で開会式は行われず、開幕試合の2チームと前年優勝チームの計3チームだけによる開始式で始球式を行った。

 上原さんは子どもたちに「昨年は3チームだけでさみしかったけど、今年はみんなに会えることができました。これから勝ったり負けたりするけど、仲間を信じて全力で最後まで頑張って」と呼びかけた。そして、待望の始球式。マウンドで右腕をぐるぐる回した後、参加選手から選ばれ打席に立った青嶋凌駕君(レッドライオンズ=東京)の内角へ、ストレートを投げ込んだ。受けた岡田孝士郎君(長曽根ストロングス)のミットからは小気味いい音がもれた。始球式にしてはかなりのスピードと思えたが、上原さんは「ボール(軟式)が軽いので、思わず腕を振ってしまった」と照れたように笑った。

暑さ対策も入念に

 今大会前、1986年からこの大会に特別協賛している日本マクドナルドの各地の店舗で、上原さんによる学童野球のインフォメーション放送が流された。その中で上原さんは「小学生と侮ってはいけない。想像以上にプレーのレベルは高い」と感想を話していた。そんな思いがあったから、つい指先に力が入ったのか。でも、超一流の技術を手加減せずに見せることは、始球式にふさわしい最高のエールだ。

 大会は9日から神宮など都内の7球場を会場に試合が行われ、準決勝は13日に、決勝は14日にそれぞれ駒沢オリンピック公園総合運動場硬式野球場で実施。全試合がユーチューブで動画放映される。準決勝第2試合では上原さんが、決勝では高校野球、プロ野球、米大リーグで大活躍した松坂大輔さんが解説に登場する。また今大会は暑さ対策として、6イニング制で1時間半を超えて新しいイニングに入らないなどの特別ルールが採用される。

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