花言葉が美しいくちなしの花を咲かせよう!育て方や種類を紹介

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「優雅」の花言葉を持つくちなしの花は、梅雨に咲く純白の花と秋の橙色の実が美しく、庭木やシンボルツリーとして人気。くちなしの花・実・葉の特徴、名前の由来や花言葉、育て方のポイント、剪定の時期、八重咲きの種類など、魅力をたっぷりとご紹介します!

くちなしの花とは?特徴&鑑賞や剪定などの時期や育て方の基本

梅雨の時期に大きな白い花をたくさん咲かせるくちなし。花が一重咲きや八重咲きのもの、葉に斑が入る品種など種類も豊富で、さまざまなテイストの庭にあいます。芽吹く力が強く、花付きもよく、育て方も簡単なので庭木におすすめです!

くちなしの花は冬に葉を一斉に落とさない常緑性の低木。1年中鮮やかな葉を鑑賞でき、落ち葉など掃除や剪定などの手間もかからず、育て方も簡単でおすすめです!
【くちなしの基本情報】

●分類:アカネ科クチナシ属
●学名:Gardenia jasminoides
●英名:Gaedenia
●和名:梔子、口無し
●原産:東海地方〜沖縄、中国、台湾、インドシナ半島
●特性:常緑性
●形態:低木
●樹高:1〜3m
●開花期:6〜7月
●花色:白色
●結実期:10〜12月
●耐暑性:強い
●耐寒性:やや弱い
●耐陰性:あり
【くちなしの花・実・葉の鑑賞時期】

直径6〜8cmほどの大きさになるくちなしの花は、6〜7月にかけて見頃を迎え、10〜12月ごろになると、オレンジ色のクチバシのような実を付けます。常緑樹のため、濃緑の葉を1年中楽しめます。
【くちなしの花の香り】

くちなしの花は、学名で名付けられているように、ジャスミンのような爽やかな甘さのある香りを漂わせます。ココナッツとシトラスをあわせたような香りといわれることも。

また、香りがよく、古くから日本で親しまれているジンチョウゲ(沈丁花)、キンモクセイ(金木犀)に、クチナシ(梔子)を加えた3つの花木を「日本の三大香木」と呼びます。

くちなしの花は縁起が悪い?名前の由来や花言葉

【くちなしの名前の由来】

一般的に植物は、実が熟すと自然に割れ、タネを出します。くちなしの実は熟しても、割れないため、「口が開かない」=「口無し(くちなし)」となったようです。

また、日本では古くから「嫁入りの口なし(嫁ぐ先がない)」といわれ、未婚の女性がいる自宅に、くちなしの花を植えるのはよくないとされていたようです。そのため、くちなしの花は縁起の悪い木と定着してしまったとされています。

しかし、あくまで迷信であり、昔の言い伝えなので、現代の庭では、花の香りが楽しめる人気の木ですよ。
【くちなしの花言葉】

クチナシの花言葉は「優雅」「洗練」「喜びを運ぶ」「とてもしあわせ」です。

美しいくちなしの花を咲かせよう!育て方の基本やコツ

夏になるとくちなしに、オオスカシバというスズメガの幼虫がくちなしに付き、葉を食害します。6月を過ぎたころには、薬剤を散布しておくといいです。
【育て方1. 日当たりと風通しがよい場所で育てる】

くちなしは、日当たりと風通しがよい場所で育てると元気に生長します。日陰過ぎると夏に花が咲かない、秋に実がならない場合も。

また、葉に黒や黄色の斑点の病気にかかって、葉が枯れてしまうこともあるので、春から夏の間にしっかり陽の光が当たるような場所に植え付けましょう!西日が強く当たらないような東南側、南側の場所で育てるのがおすすめです。
【育て方2. 排水性・通気性・保水性のある土で】

湿った場所で育つくちなしは、有機質がたっぷりと入っているふかふかの土が大好き。ただし、水はけが良過ぎて乾燥しやすい土では、水切れが起こりやすく、枯れてしまうことも。

植え付ける前に、掘り起こした土に腐葉土、黒土、ピートモスを混ぜて、排水性・通気性・保水性をよくしましょう。
【育て方3. 足で踏んでくちなしの苗木をしっかりと固定】

植え付け穴と根鉢に隙間があると、根が張れず枯れてしまうこともあります。くちなしの苗木を植え付けるときは足でしっかりと根鉢を踏み、固定させましょう。

植え付けができたら、最後に根と土が定着するように水をたっぷりと株元にかけます。
【育て方4. 土の中を乾燥させ過ぎないように水やり】

乾燥を嫌うくちなしは、定期的な水やりが欠かせません。春や秋は1〜2週間に1回のペースで、夏は4〜7日に1回のペースで、水やりするといいです。

ただし、過湿で根腐れを起こす場合もあるので、土の表面が乾いてさらさらの状態になったら与えましょう。
【育て方5. 開花前後に肥料を】

定期的な肥料を与えなくても元気に育つくちなしの花。開花する前の4〜5月と開花した後の7月に、緩効性化成肥料や油かすを与えると、花がたくさん楽しめ、咲いた後も株が弱りにくいです。
【育て方6. くちなしの適切な剪定時期は、7月中旬ごろ】

くちなしは、7月ごろに花が咲き終わると、8月には翌年の花芽を形成し始めます。そのため、8月を過ぎた剪定は、花芽を切り落としてしまい、翌年に花があまり咲かなくなってしまう場合も。

花が咲き終わったら、枝から強く真っ直ぐ伸びた徒長枝、枝同士が交差してる箇所、絡み合っている箇所など、不要な枝、枯れ枝を切り落としましょう。

斑入りの葉や八重咲きの品種!くちなしの花の種類

【くちなしの種類1|ベルモント】

八重咲きで、直径10cm以上にもなる大輪の花を咲かせるベルモント。比較的、くちなしよりも全体的に大きく、樹高が3mほどまで生長することもあります。
【くちなしの種類2|斑入り一重】

葉の縁に沿って黄色い斑が入る斑入り一重のくちなし。常緑の葉は1年中鑑賞でき、梅雨には一重咲きの白い花が咲きます。
【くちなしの種類3|ティアレ・タヒチ】

「幸運を運ぶ花」と言い伝えがあるティアレ・タヒチ。楕円形(だえんけい)の6〜9枚の花びらが、中心からまっすぐと伸びるように花が咲きます。タヒチの航空機や、フランスの画家ゴーギャンが描いた「タヒチの女」にも描かれているほど、魅力のある花木です。

 
【おわりに】

爽やかな甘い香りがするくちなしの花は、剪定や管理も楽で、鉢植えでも手軽に育てられる魅力あふれる庭木です。さまざまな品種があるので、花・葉・実を季節ごとに鑑賞できる上品な庭づくりにおすすめ。ぜひ美しいくちなしの花が、咲き乱れる姿を楽しんでくださいね!

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