【DIY】塗装でリフレッシュ!気持ち良く過ごせる外カフェスペースの整え方 ログハウス by キノハス

外で過ごすのが気持ちいい季節、青空の下でカフェ気分を楽しむのは最高のリフレッシュになります。リビングにつながるデッキは、気軽に利用できるカフェスペースにぴったり。でも、せっかくのデッキが傷んでいたら、気分がイマイチ盛り上がらないですよね。カフェスペースのつくり方と、デッキを再生する方法を見てみましょう。

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カフェスペースをつくるのは意外にカンタン♪

ガーデンファニチャー協力/DINOS CORPORATION

外カフェといっても特別な道具立てが必要なわけではありません。最初は、小ぶりなテーブルセットがあれば十分にティータイムを楽しめます。テーブルまわりにお気に入りのファブリックをあしらったり、テーブルにパラソルをセットしたりするのもおすすめ。

テーブルセットを置くなら、土の上よりもデッキがラクチン。室内から出入りしやすく、土汚れも気になりません。可能であれば、敷地の境界線などに外からの視線を遮るフェンスをセットすると、より一層安心してくつろげる場所になるでしょう。

ガーデンアイテム協力/DINOS CORPORATION

デッキの一角にグリーンを飾ればカフェ気分が盛り上がること間違いなし。写真は、まわりの雰囲気に合わせてチーク材の花台をセレクトした例です。高さのある花台で高低差を生かして変化をつけると、見ごたえがアップしますよ。

グリーン好きなら、パーゴラ(日陰棚)をデッキまわりに設けて、アイビーやつるバラといったつる性植物をはわせるのもおすすめ。みずみずしい緑に包まれた気持ちいい緑陰は、外カフェ気分を盛り上げてくれること間違いなしです。

強いはずの人工木が色あせて劣化するなんて…

こちらは、Fさんの住まいにある築6年の人工木デッキ。長年使用すると劣化が見られるようになります。「人工木は傷みにくいと聞いていたのですが……」と残念そうなFさん。

樹脂の中に木粉を混ぜ込んだ人工木は、一般的な木材に比べて劣化しにくいのは確かです。とはいえ、例えば屋外で使う洗濯バサミが色あせてもろくなることからわかるように、紫外線による風化作用は意外に強力。長い時間が経てば人工木も無事では済みません。

デッキが傷んでいては外カフェ気分もイマイチ盛り上がりませんよね。そこでFさんは一念発起。人工木専用の保護塗料を使ってデッキを再生することにしました。

人工木デッキを再生してみよう

休日を利用して、家族総出でデッキの再生にチャレンジ! ホームセンターで必要な道具や資材を揃えてスタートです。

【STEP①】汚れ&黒カビを洗浄!

まずは水でデッキをぬらしたあと、屋外用の洗浄剤を吹きつけたらデッキブラシでゴシゴシこすって汚れやカビを落とします。高圧洗浄機をがあると効率的に汚れを落とせますよ。

【STEP②】デッキを乾燥させる

洗浄が終わったらしっかり乾燥させます。

【STEP③】デッキの床面を研磨する

塗装の前に、240番のサンドペーパーで床の表面を研磨します。この作業で塗料のノリが良くなり、はがれにくくなります。写真のようなサンドペーパーを使用したり、木に巻きつけて作業したりすると効率がアップします。

研磨が終わったら研磨カスを雑巾でからぶきしてきれいにしましょう。

【STEP④】保護塗料を塗る

人工木の保護塗料「パワープロテクト」を塗っていきます。ハケが届きにくいすき間はベンダーを使うと塗りやすいですよ。まずベンダーですき間を塗り、はみ出した塗料をならすように塗ります。

広い面積にはコテバケが適しています。デッキの側面など、塗りにくい部分はハケを使うのがおすすめ。

全体を塗り終わったら、しっかり乾燥させましょう。「パワープロテクト」・乾燥時間(20℃):約2時間。

塗料が完全に乾いてから、2回目を塗装し仕上げます。Fさん一家が総出で頑張りました。

2回目の塗装が完全に乾いたら、黒カビと白ボケで色あせた人工木デッキが新品のように復活! 手触り良く、滑らかにきれいに仕上がりました。これで気持ち良く外カフェを楽しむことができます!

年に1回を目安に塗り直すと色あせが抑えられ、防カビなどの効果も長続きします。

こんな道具と資材を揃えよう!

必要な道具と資材はこちら。デッキブラシ、サンドペーパー(240番)、マスキングテープやマスカーなどの養生グッズ、ベンダー、ハケ、コテバケ、屋外用洗浄剤、保護塗料を使いました。

ちなみに、塗料の色はデッキの色に近いものを選ぶのがおすすめです。今回は和信ペイント「パワープロテクト」のブラウン色を使用しました。

このほか、汚れてもいい服装と手袋も用意したいもの。また、ぬれたウッドデッキを速く乾かすため、水切り用のスクイージーや扇風機も用意しておくと作業がはかどります。

なお、洗浄を始める前にぜひやっておきたいのが、家の壁や窓などの養生です。水や洗浄剤、塗料などがかからないようにマスカーなどでカバーしておきましょう。

今回使用したのは、和信ペイントの「パワープロテクト」です。人工木専用の保護塗料で、紫外線吸収剤の効果により紫外線を95%カットして白ボケと色あせを抑えるほか、防カビ効果も発揮。水性でにおいが少ないから、DIY初心者にも扱いやすいのが魅力です。

色は「クリヤー」「ぺールオレンジ」「ブラウン」「ダークブラウン」の4色展開。容量は0.7kg(約5㎡)、1.6kg(約13㎡) [※2回塗り]となっています。

ちなみに、「パワープロテクト」は人工木デッキが新品のうちに塗ることも可能。劣化する前にコーティングするとキレイが長もちします。新品に塗る場合、塗料の色はデッキ材の色に影響さないクリヤーがおすすめです。

木粉や樹脂の配合率によって塗料が密着しにくい場合があります。目立たないところで試し塗りをして、仕上がりや素材との相性を確認し、問題がない場合のみ本塗装に入ってください。

外カフェスペースを整えるためのデッキ再生テクニック、いかがでしたか。もし人工木デッキの傷みに悩んでいたら、早めにメンテナンスにとりかかってみては。

雑誌『キノハス』にFさん宅のデッキの再生の記事が載っています。

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