犬は目を細めている時、こんなことを考えている！５つの心理を解説

1.リラックスしている

犬は、心地良いと感じているときや心からリラックスして穏やかな気持ちでいるときに、目を細めることがあります。

人間でも、マッサージをされているときや日向ぼっこをしているとき、お風呂であたたまっているときなどに目を細めたり、つぶったりすることがあると思います。

それと同様の感情で、犬も目を細めることがあるのです。とくに犬の場合は、そのままウトウトとして眠ってしまうこともあるでしょう。

ご飯を食べた後や散歩の後などに、横になって目を細めているときなどは、満足感や幸福感を感じているということも考えられます。

2.相手に対する愛情表現

飼い主さんと目が合ったときなどに、ふっと目を細めるときは愛情を表現していることも考えられます。

人間が微笑むように、犬も目を細めたり口角を上げたりといった笑顔に似た表情を見せることがあるのです。

穏やかな気持ちで自然とこのような表情になることもありますし、意図的に飼い主さんに対してこうした表情を作って見せていることもあるようです。

犬は、動物の中でも人間と非常に密接に関わってきた動物で、長い年月をかけて表情筋が発達してきていることがわかっています。

そのため大好きな飼い主さんの笑顔を真似て、楽しいときやスキンシップを取って幸せを感じているときに、笑顔に似た表情を作るということが考えられているのです。

3.不安や緊張を感じている

犬はリラックスしているときや愛情を示しているときに、目を細めることがある一方、ネガティブな感情で目を細めることもあります。

そのひとつが緊張によるもので、不安やストレスを感じているときに目を細めてじっとしていることがあるのです。

見知らぬ場所に行って緊張しているときや、他の犬や人に見つめられて緊張しているときに、自分自身の気持ちを落ち着かせるためにする行動だとされています。

そのような状況で犬が目を細めていたり、目をしょぼしょぼとさせていたりしたら、犬の緊張をほぐすためにその場を離れるなどの対応をしてあげましょう。

4.敵意はないことを伝えている

犬が緊張を感じているときに、自分の気持ちを落ち着かせるために目を細めることがあります。

しかし、見知らぬ人や敵意を示している犬が目の前にいる場合は、その相手に対する服従の気持ちを表現していることも考えられます。

この行動は、自分の気持ちを落ち着かせるとともに、対峙している相手にも「落ち着いて」「敵意はないよ」と伝えているのです。

5.目に痛みや違和感を感じている

犬が頻繁に目を細めたり、どのような状況でも目を細めていたりする場合は、目そのものにトラブルが起きている可能性があります。

目の中にごみが入ってしまっていたり、葉っぱやおもちゃなどで眼球が傷ついていたりということもありますし、アレルギーなどでかゆみを感じていることも考えられます。

目に痛みや違和感を感じている場合は、目を細めるだけでなく、前足で目を掻いたり、床にこすりつけたりといった行動をすることも。

さらに、涙や目やにが増えることもあるので、しっかりと観察し、おさまらない場合は動物病院で相談することをおすすめします。

まとめ

　
犬が目を細めているときは、リラックスしているときから緊張して不安を感じているときまで、さまざまな心理が考えられます。

そのため、目を細めていることだけではなく、耳や尻尾の動きなど体のほかの部分にも注目し、全体的な状態から気持ちを判断するようにしましょう。

また、頻繁に目を細めている場合は、目の病気やトラブルが隠れている場合もあるので、気になったときは動物病院で相談するようにしてください。