木材プレカット工場の見学

現代の木造は、大工さんが現場で大々的にカンナをいれることはなく、殆どのパーツがプレカット工場で加工されて現場に納品されてきます。
今回、プレカット工場の見学に行ってきました。

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先週末、木材プレカット工場の見学に行ってきました。

現代の木造は、大工さんが現場で大々的にカンナをいれることはなく、殆どのパーツがプレカット工場で加工されて現場に納品されてきます。

注目したのは5軸加工機。
複雑な加工をロボットが5つの軸を交換しながら加工していきます。機械とはいえ手間暇かかるのがよく判ります。

土台に、細かい凹みを付けているのを現場でよく見かけるのですが、その理由が判りました。防蟻剤を奥まで含侵させるためなのだそうです。

ヒノキ土台は薬剤注入の必要がないので凹み加工はありません。ちなみに産地は愛媛。この工場では四国産が多く見受けられました。この工場では四国地方との間に流通ルートがあるんですね。SD-15の印字は、含水率15%以下の意味。同じKD材(機械乾燥材)でも、樹種によって含水率が違うそうです。

特1等の米松。含水率20%以下。

ちなみに以下、引用

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国土交通省大臣官房庁営繕部は低層の木造公共建築の設計指針となる「木造計画・設計基準」では、建築工事に使用する材料を、次のように規定しています。

■ 製材の規格

製材の規格については、原則としてJASに適合するもの又は国土交通大臣の指定を受けたものとする。

■製材の品質

製材は、建築基準法における指定建築材料とされていないため、仕様規定に定めがある場合(建築基準法施行令第46条第2項等外)を除き、法令上は構造耐力上主要な部分に用いる製材をJASに適合させる必要はないが、構造耐力上主要な部分に用いる製材として一定の品質を確保する観点から、原則として、製材を用いる場合は製材のJASに適合する木材(JASに規定する含水率表示SD15又はSD20)又は国土交通大臣の指定を受けたもの(SD20以下)を用いる。ただし、製材のJASに適合する木材等を用いないことができる場合は・・・
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白崎泰弘・白崎治代のパートナーシップによる設計事務所。男女両方の視点から設計し、機能的でありながら、住み手の心に響くデザインを心がける一級建築士事務所です。

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