
施設のキャパオーバーで大ピンチ!犬たちを救うため国を超えて支援の輪
米国のある動物保護施設は、増え続ける保護犬をこれ以上収容できないギリギリのところまでひっ迫し、あえいでいました。そこにカナダの保護団体が手を差し伸べ、200頭近い犬たちが国境を越えて引っ越しです。
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絆
長距離移動
米国・ルイジアナ州の公営の保護施設は、収容能力を超える犬たちであふれかえっていました。多くの犬の世話をしきれず、エサも十分にまかなえなくなってきていたのです。
その窮状を知った隣国カナダ・オンタリオ州の動物愛護団体SPCAが手を差し伸べました。同系列の姉妹団体に声をかけまくって頭数をそろえ、いざ、出陣!
それぞれの拠点から、小型のバンやバスのように大きな車両がぞくぞくと集結しました。長旅の間には車の故障などもあったようで、皆さん苦労して移動したようですよ。
その間カナダ側では農家と交渉して使われていない牛舎や倉庫を借り上げ、犬を受け入れる準備を整えました。
ルイジアナの施設の様子を確認します。
詰め込まれすぎた犬たちの間でけんかが起こり、咬み合って小さなケガを負った犬もたくさんいたようです。
立ち上がって一生懸命アピールする子。シェルターを訪れるとこういう場面に遭遇しがちですね…。
この暗いスペースは今は使われていなかったそうですが、かつて子犬が集められていたそうです。これだけ見ると、まるで劣悪な子犬工場のよう…。
でも違いますよ、行き場をなくした犬たちを必死に守ろうとしていた場所です。今はもっと快適なスペースを使っているそうです。
その後
各団体はそれぞれのキャパシティに応じて犬を引き取ります。多くの犬はこの変化を喜んで受け入れました。
最終的に施設はほぼカラになったそうです。残った犬たちは、再びきちんと世話されるでしょう。きっとまた一杯になってしまうのでしょうけれど。
帰路にもまた事故があったり、豪雨に見舞われたり、犬たちの安全に注意しながら、大変な思いでカナダへ。州政府から補助金がおりたのは大きな助けになりました。その後、大規模譲渡会などを開催して、里親さん探しを続けます。
海外でも日本でも、保護団体は互いにきずなを深め、情報交換や融通し合って活動しているのでしょう。ありがとうございます。これからもよろしくお願いいたします!
動画を見ることは保護支援にもつながります!
※こちらの記事は動画配信をしているYouTubeチャンネルより許可を得て掲載しております。
掲載YouTubeチャンネル:Niagara SPCA and Humane Society
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