連載①「庭を愉しむ家」ダイニング|家の中央、吹抜のあるダイニング

新築住宅「庭を愉しむ家」。たくさんのこだわりが詰まった住まい。
各部屋とそのエピソードをすこしづつ紹介します。
第1回目は家の中央にある「ダイニング」
空間を繋ぎ、光を導き、いろんな意味での要となっている空間です。

本サービス内ではアフィリエイト広告を利用しています

  • 5335
  • 25
  • 0
  • いいね
  • クリップ
photo by 池田デザイン室

新築住宅「庭を愉しむ家」。
たくさんのこだわりが詰まった住まい。

第1回目は家の中央にある「ダイニング」を紹介したいと思います。
玄関ホールから引き戸を開けたところにダイニングがあります。
ダイニングは家の中央にあり、吹き抜けになっているのですが、
位置だけではなく、さまざまな要素での中心といえます。

photo by 池田デザイン室

役割1「空間をつなぐ」

第一の要素は「空間をつなぐ」
家の中心にあることで、空間をつなぎ、動線の中心的役割になっています。
プランニング上は、
1階では、玄関、書斎、和室、キッチン、リビング、階段、そして庭へ。
2階では、子供共有スペースや、子供室など
吹抜を介することで、断面的にもつながっています。


空間をつなげることは「家族の気配を感じる」ことにもなります。
池田デザイン室の住まいづくりのコンセプトです。

photo by 池田デザイン室

役割2「光を採りいれる」

第二の要素は「光を採りいれる」
家の中央(南側)に吹抜けを設けることで、家の中央部に光が入り、
家全体を明るくしています。

庭に出る掃出し窓の上部は、FIX窓。
主寝室からキャットウォークを通って、ロールスクリーンの上げ下げができるようになっています

photo by 池田デザイン室

役割3「風の流れをつくる」

第三の要素は「風の流れをつくる」
家の中心に吹抜けがあり、個室とは室内窓でつながっているので、
風が流れるように計画しています。

夏場の熱気は吹抜上部の天井にたまるので、ガラリを通して小屋裏収納へそして、小屋裏収納にある換気扇から外部へ
という風に熱を逃がす計画です。

逆に冬場は1階の薪ストーブの熱を2階へ上がりますが、
吹抜け天井に設けたファンで下階に下す計画です。

提案したスケッチパース

photo by 池田デザイン室

工事の途中から現場にも貼っていたスケッチパース

photo by 池田デザイン室

イメージ通りの空間になりました。

一枚板のテーブル

photo by 池田デザイン室

「庭を愉しむ家」では、施主様がお持ちの一枚板が存在感を出しています。
この栃の一枚板のテーブルも、もともとお使いだったもの。
プレーナーを掛けて、綺麗に仕上げてくれました。

photo by 池田デザイン室

薪ストーブを置く部分の床は、600×300の大判タイルを貼りました。
ランダムな模様のタイル、どんな風になるのか、かなり楽しみでした。

そして、1階のフローリング材は「サクラ」(無節)。
経年変化も楽しみです。
猫ちゃんもお気に入りの空間です。



9/9、9/20に京田辺市にて無料セミナーも開催します。
HPにぜひ遊びに来てください。

  • 5335
  • 25
  • いいね
  • クリップ
コンテンツを違反報告する

あなたにおすすめ

関連キーワード

カテゴリ

このアイデアを投稿したユーザー

京都の小さな設計事務所、池田デザイン室です。女性ならではの視点で、「住まい」に真剣に向き合い、「家族の気配を感じる間取り」「暮らしやすい収納と間取りの工夫」「本…

池田デザイン室(一級建築士事務所)さんの他のアイデア

住宅設備・リフォームのデイリーランキング

おすすめのアイデア