【9/1は「防災の日」】いざというときの味方。備えておきたい防災グッズを作ってみた

突然の災害時になくてはならない防災グッズ。できるだけ難しくなく簡単に作れるものを選びたいですね。どのくらい組み立てが難しいか、組み立て式トイレと非常用テントを実際に作ってみました。また、100円ショップの材料で簡単な防災頭巾を作りました。

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地震などの災害は、本当にいつ起こるのか分かりません。防災グッズを買いそろえて「これで安心」と思っていると、実際の被災時には気が動転して「作り方が分からない…」ということになってしまうかも。できるだけ組み立てが難しくないものを常備しておきたいところですね。

被災してやむを得ず野外で過ごす際に必要な”組み立て式トイレ”と”非常用テント”を、設営がどのくらい難しいか実際に試してみました。また、100円ショップのグッズで簡単な防災頭巾作りにもチャレンジしました。

■目次

1. トイレを作ってみた
2. 寝る環境を作ってみた
3. 防災頭巾をつくってみた
まとめ

1. トイレを作ってみた

災害時に衛生的に過ごすために欠かせないのがトイレです。お子様や高齢の方のことを考えると、座れるトイレが望ましいですね。大人が座ることができる段ボール製の組み立て式トイレを実際に作ってみました。

説明書に従って組み立てたところ、初めてでも難しくなく”10分かからず”に完成しました。作り方は以下の通りです。

(1)葉っぱの柄のついている段ボールを、写真のように箱型に組み立てる

(2)細長い段ボールを”口の字”になるように折り、切れ目をあわせて(1)に差し込む

(3)下までしっかり差し込んだら、座る部分の段ボールをかぶせてツメを4か所に差し込む。真ん中の穴部分を下に押し込む

(4)使用時は汚物袋を便器にかぶせる。使用後は付属の凝固剤をかけ、汚物袋を閉じて捨てる

耐荷重量は約100kg。実際に座ってみましたが、しっかりしたつくりで安心感があります。わざと変な乗り方をしない限りは問題なく使えそうです。

2. 寝る環境を作ってみた

家からの避難を余儀なくされた際、雨風や寒さをしのぐ最低限の寝場所が必要です。雑木林で、非常用テントの設営に挑戦しました。

外国製の非常用テントを使用しましたが、設営方法が何も書かれていませんでした。長方形の大きなシートと、ひもが1巻入っているだけです。

ひもの両端を2本の木に結び付け、シートを垂らして両端を重いもので固定しようとしました。ですが、なかなかうまくいきません。悪戦苦闘していると、立ち会ってもらった人に「そのシートは2枚重なっているのではないか」と指摘されました。

その通り、このシートは筒状で”筒の中にひもを通して”使う仕組みでした。災害時に1人で設営したら、最後まで使い方が分からなかったかもしれません。


悪戦苦闘した時間を含めて約15分で完成しました。
テントの他にも、
・ひも
・テントを固定するための洗濯バサミ
・固定用のピン
があるといいでしょう。道路等の上に設営する場合は、ガムテープがあるとよさそうです。

外からテント内は見えませんが、薄いので中からは外の景色が透けて見えます。

土の上は思ったほど寝心地も悪くなく、一晩程度ならしのげそうです。保温性の高い100円ショップのアルミ温熱シートを体の上にかければ、肌寒い季節でも大丈夫そうです。何日か過ごすのであれば、寝袋や敷布が必要になるでしょう。

3.防災頭巾をつくってみた

最後に、100円ショップの材料で”防災頭巾”を作ってみました。裁縫に不慣れな者が、手縫いに挑戦して約1時間かかりました。要領がよければもっと早くできるでしょう。

材料は以下の通りで、費用は400円(+税)です。

・クッション36cm×36cm…2枚
・カバンテープ(幅25mm)…約1.2m
・糸…1巻

次の方法で作成しました。

(1)クッションを外表にして、ひもの部分をそろえて右側にして2枚重ねる
(2)2辺を、写真の矢印の通りにL字型に縫い合わせる。クッションについているひものうち、右上にくるものは切り取って下のものは残す。下のひものところまで縫う

(3)残した下のひもで、クッションにカバンテープを結びつける

(4)(2)で切りとったひもを10cmほどの長さに切り、両端を1cmほど折り返して縫い合わせる。同じものを2本作る

(5)(4)をクッションの左側の両サイドにベルト通しとして縫い付け、カバンテープを通して完成

クッションは、36cm×36cmでは少し小さいので、できれば40cm×40cm以上のものが望ましいです。

厚手クッションなので座布団には向きませんが、リビングでくつろぐ際の枕によいです。仕事場用には薄手・リビング用には厚手のものと複数個作り、大地震の時にさっと被れるようにしておくとよさそうです。

注意点として、”肩が守れない”点と”化学繊維で燃えやすい”点があります。最近は1000~2000円程度で難燃性の防災頭巾も売っていますので、非常用持ち出し袋にはそちらを入れておくことをお勧めします。

まとめ

3つのグッズの作成を通じて、防災グッズは実際に組み立てることが大切だと分かりました。特に外国製の防災グッズは、全く説明がない場合もありますので”事前の使用法の確認”が大切です。いざという時に組み立て方が分からないと困るので、組み立て式のものは一度組み立ててみた方が安心かもしれません。

日ごろから防災に関心を持ち、いざという事態にも慌てずに対処できるようにしておきたいですね。

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