花びらじゃなくて葉っぱ?赤いポインセチアを長く楽しむ育て方

クリスマス気分を盛り上げてくれるポインセチア。赤と緑の2色でクリスマスっぽく、華やかな雰囲気が人気の冬の観葉植物です。プレゼントにもらったことのある方も多いのでは? 育て方を中心に、ポインセチアにまつわる面白情報をお伝えします。あの赤い部分は、花びらじゃなくて葉っぱなんです!

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【目次】
・花びらじゃなくて葉っぱ?
・アメリカ大使、ポインセット氏が名前の由来
・温度管理が重要!ポインセチアの育て方
・上手に育てると毎年きれいに色づく
・プレゼントにしたいポインセチアの種類と値段
・クリスマス気分を満喫するならポインセチア

花びらじゃなくて葉っぱ?

赤や白、ピンクなど華やかに色づくポインセチア。その大きな花びらが魅力……と言いたくなりますが、実はその部分、ポインセチアの葉っぱなんです。ポインセチアの花は、その中心にまとまって付いている、小さな丸い部分です。そこがふくらみ、花を咲かせます。

ポインセンチアの花びらのように見える色づいた部分は、葉の変化したもので、「ホウ」と呼びます。ポインセチアにはいわゆる花びらはありません。ホウは、いくつかの花をまとめて囲むようにつくので、1つずつの花を囲むガクとも異なります。ポインセチアは、学術的に大変めずらしい植物と言えるでしょう。

アメリカ公使、ポインセット氏が名前の由来

ポインセチアはメキシコ原産です。メキシコでは、染料や解熱剤として活用される生活に根差した植物でした。ポインセチアを切ると、その切り口から白い樹液のようなものが出てきますが、そこから解熱作用のある成分を抽出して熱を下げていたようです。この白い液体でかぶれることもあるので、お手入れ中に手に触れた場合は、速やかに水で洗い流しましょう。

1. 修道士に愛された聖なるポインセチア
日本へも布教にやってきたキリスト教のフランシスコ修道会。17世紀になると、彼らはメキシコへも布教に行きました。その際、このポインセチアを見て、赤い色は十字架でキリストが流した血を、緑色は常緑樹の永遠の命を表すとし、宣教師たちの間で愛されるように。

星のような形のホウも、キリスト誕生の地、ベツレヘムへと三賢者を導いたとされる星をイメージさせます。ポインセチアは、こうしてクリスマスのお祝いに欠かせない花となっていったようです。

2. アメリカ公使、ポインセット氏が名前の由来
ポインセチアの英語表記は、Poinsettia。Joel Roberts Poinsettジョエル・ロバート・ポインセットという、メキシコの初代アメリカ公使が名前の由来です。19世紀前半、ポインセット氏がメキシコに駐在していた時、ポインセチアを見い出だし、帰国時にアメリカに持ち帰りました。

植物学者でもあったポインセット氏は、アメリカでこれを栽培し、さまざまな人に配ったことから、ポインセチアは一気に広まります。クリスマスシーズンになると赤く色づくポインセチアは、当時の人たちにとって、格好のプレゼントになったことでしょう。当初は、Painted leaf(色づいた葉)、Mexican fire plant(メキシコの炎樹)などと呼んでいましたが、いつの頃からか、ポインセット氏を冠した名前になっていったのです。

温度管理が重要!ポインセチアの育て方

冬のポインセチアをいつまでも美しい状態で楽しむためには、温度管理が重要です。温暖な地域ではポインセチアを地植えにして育てることもありますが、日本では、冬は室内で育てるのが基本。窓際は夜になると温度が下がるので、夕方になったら室内の暖かい場所へ移動させます。最低でも5度以上はキープ、できれば15度ぐらいの空間で育てましょう。

1.水やりは朝
ポインセチアは、多湿を好みません。水やりは毎日定期的にやるより、土が乾いたらたっぷりとあげるようにしましょう。また、寒さに弱いので、夜に水やりをして夜間に鉢の中の温度が下がると根を傷めてしまいます。水やりは朝のうちに行うようにしてください。

2.実は休眠している冬のポインセチア
葉が鮮やかに色づくと、シーズン真っ只中のように見えますが、ポインセチアは1月から3月の寒い時期は休眠している状態です。成長を止めているので、ポインセチアによく見られる下の方の葉が落ちていくのは、実は自然なこと。

この時期は、植え替えや肥料をやるような手入れはしません。昼間は日に当てて、室温が5度以下にならないように管理しながら、葉が落ちたり枯れたりするのをできるだけ防ぎましょう。乾燥も葉が落ちる原因になるので、エアコンの風が当たらないような場所に置きます。

上手に育てると毎年きれいに色づく

ポインセチアは上手に育てることで、毎年きれいに色づく美しい姿を楽しむことができます。切り戻し、夏の管理方法、日照時間の管理など、ポイントを押さえて育てていけば、意外と簡単です。

1.切り戻しのポイント
ポインセチアのシーズンが終わり、葉が落ちてしまったら、切り戻しをしましょう。全体の高さの3分の1程度になるよう、上の方をカットします。茎にある節の、下から3つ目ぐらいまでを残して切ってしまうイメージです。

こうしておくと、次のシーズンの芽がその部分から出てくるので、バランスの悪い形になるのを避けることができるでしょう。また、成長期に余分な栄養を使わず、株の部分を成長させることにも繋がります。

2.夏の管理方法
ポインセチアの成長期は、4月から10月ごろ。成長期に入った4月半ばから5月頃が、植え替えのタイミングです。根に付いた古い土はふるい落とし、新しい土を入れたひと周り大きな鉢に植え替えましょう。月に1度ほど肥料をやりながら、水をたっぷりとあげるようにします。

成長期には、茎が伸び、新芽が育ち、緑色の葉が増えてグッと大きくなる時期です。8月ごろに再び切り戻しをしてわき芽を増やし、上の部分をもっと大きくする育て方もあります。その際は、新しく成長した節の上を切るようにしましょう。

3.色づきを促す短日処理
冬のポインセチアを美しく色づかせるためには、夏からの日照時間のコントロールが育て方のポイントになります。なぜならポインセチアは、夜のほうが長くなると色づき始める短日性という種類の植物だからです。そのため、夜になっても明るい室内に置き続けると、新しく出てきたホウがなかなか色づきません。

12時間以上は暗い場所へ置き、太陽の出ている間は窓辺や日の当たる場所に置くなどして、短日処理をしましょう。たとえば、午前中から夕方にかけてはしっかり太陽に当て、あとは段ボールのような遮光性の高いもので覆っておきます。9月以降、毎日短日処理を行いホウの色づきを促すのが、美しいポインセチアにする大切なポイントです。

プレゼントにしたいポインセチアの種類と値段

ポインセチアはクリスマスプレゼントやお歳暮など、冬の贈り物にオススメです。鮮やかな色は部屋に一鉢あるだけで、空間の雰囲気がグッと華やぎます。種類や平均的な値段を紹介しますので、プレゼント選びの参考にどうぞ。

1.続々出てくる新品種
真っ白なホウがピュアな印象を与えるプリンセチア・クリスタルスノー。赤系のポインセチアが多い中で、ひと際目を惹きます。雪をイメージさせる純白のホウは、クリスマスシーズンが終わっても違和感なくお部屋を飾ってくれるでしょう。

ピンク色のプリンセチアは、やわらかな色合いが上品な雰囲気です。命名の由来はプリンセス+ポインセチア。プリンセチア・ローザは、ピンク色のホウがバラのように重なるゴージャスなタイプです。どちらも女性へのちょっとした贈り物にぴったりです。

2.種類とサイズによって異なる値段
上記で紹介したような新品種は、一般的なポインセチアより若干高めな値段設定になっています。販売店によって異なりますが、1.5から2倍程度です。また、鉢のサイズや、簡易なビニール苗ポットかプレゼント用ラッピングかによっても値段が変わってきます。

・3号鉢(直径9センチ)……500~2,000円
・4号鉢(直径12センチ)……1,000~3,000円
・5号鉢(直径15センチ)……2,000~4,000円

クリスマス気分を満喫するならポインセチア

クリスマスの雰囲気を盛り上げてくれるポインセチア。管理方法も簡単で、花の少なくなるこの時期、部屋の中を華やかに彩ってくれます。今年の冬はポインセチアを贈り物にしてみては? もちろん自分用に購入して、自宅やオフィスでクリスマス気分を満喫するのにもオススメです!

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