
鍋の収納方法、どうする?プロが実践している片付けテクニックを紹介
「深さがあって収納しづらい」「取り出すのが面倒」など、鍋の収納に困っている人は少なくありません。スムーズに収納している人の収納棚の中身、気になりますよね。鍋の収納が劇的に使いやすくなる、専門家が実践する収納術を紹介します。
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鍋の整理をしよう
「きれいに収納し直したはずなのに、使っているうちにごちゃごちゃに……」こんなことを繰り返しているならば、収納スペースと鍋のバランスが悪いのかもしれません。
すべての鍋の数を確認する
まずは収納場所からすべての調理器具を取り出し、いくつ鍋を持っているのか確認しましょう。複数の場所にしまってあるなら、家中の鍋を1カ所に集めます。
4人家族なら、片手鍋をサイズ違いで二つ程度、大きめの両手鍋、煮物用の鍋、中華鍋、土鍋、揚げ物鍋をそれぞれ一つくらいが平均的です。「倍近く持っている」という人は、少し持ちすぎかもしれません。
使っている鍋だけを選ぶ
家族の人数によって必要な大きさの鍋は決まってきます。もし似た用途で使う鍋が複数あるなら、定番以外の鍋は不要でしょう。
収納場所に入れるのは「よく使う物だけに厳選」し、長く使っていない物は思い切って捨てるのもおすすめです。どうしても捨てられなければ、余っているほかの収納場所にしまっておきましょう。
少ない動作で使える場所に片付ける
鍋は普段どこに収納していますか? 食器棚にしまう人もいるし、大型のパントリーがある家では、そこにしまっている人もいるかもしれません。
しかし、おすすめは欲しいときにすぐ手が届く場所に収納することです。どこに置くのがベストなのでしょうか?
コンロ下のスペースがベスト
調理道具は使う場所の近くに収納しておくと、必要なときにすぐ取り出せます。火にかけて使う鍋のベストポジションは、「コンロ下」のスペースです。
コンロ下なら収納場所から使用場所まで一直線で、もっとも早く鍋を設置できます。ときには、一つのコンロを使用中に鍋が必要になることもありますね。そんなときも火から目を離さず鍋を取り出せるでしょう。
鍋の置き方も大切
収納場所を決め、取っておく鍋の見極めが済んだら、次は実際に鍋を収納していきます。使っているうちにごちゃつく収納にならないよう、次のポイントに注意してしまいましょう。
使う頻度で置き場所を分ける
頻繁に必要になる物が奥にあると、取り出すときに適当にどかした物が散らかってしまうものです。そのため、何でも普段からよく使うものは、すぐ取り出せる場所に置きますよね。
鍋にもこの法則を当てはめて収納していきましょう。「使用頻度の高いものを手前に、低いものは奥」を定位置にします。
「片手鍋はほぼ毎日使う」というのであれば、手前側に置きましょう。「土鍋や揚げ物鍋はそんなしょっちゅう使うわけではない」というのであれば、奥の下側に置き、上に両手鍋などを重ねて収納します。
取っ手の位置で取り出しやすさが変わる
収納場所の中でそれぞれの定位置を決めたら、鍋の収納の向きにもひと工夫してみることをおすすめします。すべて平置きで重ねてしまうと、何を取り出すにしてもかがんだままでの動作が必要になるでしょう。
取り出しやすい収納にするコツは「取っ手を上に向ける」ことです。引き出し収納を開けたとき、鍋の取っ手が上を向いて並んでいれば、たいしてかがむことなくワンアクションで取り出せますね。
「そんな些細なこと……」と思うかもしれませんが、毎日行う動作をほんの少し楽にするだけで、家事はグッと快適になるものなのです。
専門家はどうしてる?鍋の収納例
鍋に適した収納方法をもっともよく知っているのは、やはり収納に関する専門家たちです。整理整頓のプロから、使いやすい鍋のしまいかたを学びましょう。
出番の多い鍋は引き出しの上段に
近年のキッチンでは、コンロ下の収納は上下二段にわかれている物が主流です。一方は高さがあり、もう一方は低めの引き出しになっているのではないでしょうか。
使いやすいのは圧倒的に「上段」の引き出しです。かがむ動作が不要で、立ったままスピーディーに鍋を取り出せるでしょう。そのため、上段には「使用頻度の高い鍋」を入れるのが原則です。
逆に、使用頻度の低いものは、下段の奥からしまっていくとよいでしょう。料理中のわずらわしい動作を減らすことができますよ!
サイズ違いで重ねる方法も有効
キッチンを使うのが自分だけならば、使用頻度の原則にしたがって収納しておくのがベストです。しかし、自分以外の家族も料理をするのであれば、誰にでも物の場所がわかる収納がおすすめです。
たとえば、鍋をあっちこっちに収納せず、「ここ」と決めた場所に大きいサイズから順に重ねておきます。この収納方法なら、誰でも必要なサイズの鍋をすぐに探し出せるでしょう。
鍋を立てて見えやすくする
鍋をすべて平置きにしていると、パっと見では下の鍋がどんなものかわかりづらいですね。もし不便に感じているなら、「立てる収納」を実践してみましょう。
鍋を横倒しに立てて収納しておくと、必要な物がどれかすぐに判断できます。重ねておいてもよいのですが、収納スペースに余裕があれば「ファイルボックス」を使って一つずつ収納するのがおすすめです。
ファイルボックスは〔無印良品〕や〔ニトリ〕、100均ショップなどで購入できます。ボックスの角に引っかけて取っ手を上向きにできるため、完全にワンアクションで鍋を取り出せるのもメリットです。
取り出しやすく、戻しやすい収納を
鍋が取り出しにくいのは、鍋の数が多すぎることが原因かもしれません。一度手持ちの鍋がどれくらいあるのか確認して、使っていないものは処分も検討しましょう。
コンロ下に収納すると、料理中に歩き回らずに済みます。ファイルボックスを使って立てて収納したり、取っ手の位置を上に向けたりしておくと、さらにムダな動作を省けます。
出し入れしやすい収納にカスタマイズすれば、限られたスペースをすっきり使いこなせるはずです。専門家の収納術を参考にしながら、もっとも自分にあった方法で鍋を収納しましょう!
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