
カーペットの正しい掃除方法とは?基本からプロの技まで紹介します
カーペットの掃除は、目に見えるホコリを取り除くだけでは不十分です。カーペットはダニが発生しやすいので、適切に掃除しなければ、清潔な環境とはいえなくなってしまいます。カーペットの正しい掃除方法について理解しておきましょう。
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カーペットの掃除方法 基本編
カーペットを清潔に保つためには、小まめに掃除することが大切です。掃除方法や、掃除の頻度などカーペット掃除の基本について、紹介していきます。
掃除機をかける除塵が基本
カーペットには表面に見えているだけでなく、繊維の奥まで塵やホコリ、髪の毛が付いています。ホコリや塵はダニの餌となってしまうので、きれいに取り除くことが掃除の基本です。
掃除機を使ってカーペット掃除をするときのコツは、ゆっくりとかけることです。素早く掃除を終わらせようとすると、ホコリや髪の毛を十分吸い取ることができません。
また、掃除機を動かすときのストロークが長すぎると、掃除機とカーペットが密着せずゴミの取り残しが出てしまいます。
ストロークの長さは30cmくらいを目安にし、適度な力を入れながらゆっくりとかけていきましょう。
力を入れ過ぎると、カーペットの毛足が押し付けられて繊維の奥のゴミが吸いこみにくくなるので力加減には注意が必要です。
また、掃除機は1方向だけからではなく、いろいろな方向からかけた方がまんべんなくゴミを取れるようになります。
毛足に髪の毛やホコリが絡み付いている場合は、回転ブラシか隙間用ノズルを使うと吸い取りやすくなりますよ!
ブラシ、粘着クリーナーを使う
人間から出る抜け毛の数は、1日あたり50〜100本だといわれています。ペットを飼っている人や家族の人数が多い家庭では、抜け毛の量は多くなるでしょう。
髪の毛やペットの毛は、カーペットの毛足に絡んでしまうため、掃除機だけではなかなか取りづらいのです。毛については、ブラシや粘着クリーナーを使った方がよく取れるでしょう。
掃除の頻度は週1から2回
カーペット掃除の目安は、家族の人数やカーペットの滞在時間などによって変わってきます。
目立った汚れがなくても、週に1〜2回は掃除をするようにしましょう。定期的に行えるように曜日や時間を決めておくと、掃除忘れを防げますよ!
カーペットの掃除方法 応用編
掃除機や粘着クリーナーで、カーペットに付いているホコリや髪の毛を取り除くだけでなく、水拭きや洗濯をすることでよりきれいな状態を保てるようになります。
カーペットには食べかすや油汚れ、人間から出る皮脂や汗なども付いているので、丸洗いや水掃除できれいにしておくとカーペットの長持ちにもつながりますね。
水拭きをしてパイルの汚れ取り
掃除機や粘着クリーナーでは、カーペットのパイルに染み付いた汚れまで取り除けません。放置しておくと、ダニの餌となるだけでなく雑菌が繁殖して悪臭を発するようにもなります。
そのため、定期的に「水拭き」を行いましょう。水で拭くと、カーペットが湿って余計に雑菌が繁殖しそうなイメージがありますよね。しかし、固く絞った雑巾を使って拭き掃除をすれば、乾きも早いのでそれほど心配することはありません!
カーペットの使用頻度にもよりますが、月に1度を目安に拭き掃除をするのがおすすめです。
洗剤、重曹の使用方法
カーペットの拭き掃除のときには、中性洗剤や重曹を使うと汚れ落ちがよくなります。重曹はアルカリ性なので、食べかすなどの油汚れや人間の汗や皮脂といったタンパク汚れを落とす効果が期待できますよ。
霧吹きなどに5%ほどの濃度で重曹水を作って、カーペットに吹きかけて乾いたタオルで拭き取りましょう!
洗剤を使うときは、衣類用の洗濯洗剤を使うのがおすすめです。中性洗剤の種類もたくさんありますが、ドライクリーニング用の物がカーペット掃除に適しています。
重曹と同じく、5%を目安に水と洗剤を混ぜ合わせて霧吹きなどでカーペットに吹きかけて使います。
拭き掃除のコツは、掃除機かけと同じくいろいろな方向から拭くことです。奥のパイルにしみ込んだ汚れも拭きやすくなり、まんべんなく掃除できますよ!
掃除しやすい洗えるカーペットの使用も
拭き掃除をするのは面倒という人におすすめなのが、「洗えるカーペット」です。製品によっては自宅の洗濯機でも洗えますし、コインランドリーに持ち込んで大型の洗濯機で洗える物もあります。
拭き掃除するよりも楽で、カーペットを丸ごと洗えるので清潔に保てるのがメリットです。
ほかにも、カバーを洗濯できるカーペットなど、手入れのしやすいカーペットも選べるので検討してみましょう!
掃除を楽にする粘着クリーナーの選び方
繊維にがっちりと絡み付いた髪の毛を取り除くときには、粘着クリーナーを使うと便利です。粘着クリーナーもたくさんの製品があるので、どれを選ぶかで迷ってしまうでしょう。
カーペット掃除を楽にしてくれる粘着クリーナーを選ぶコツについて、紹介していきます。
粘着力の高さで選ぶ
粘着クリーナーによって粘着力に差があるので、一度転がしたときに取れる髪の毛やゴミの量が、掃除を楽にする鍵になります。
粘着力を調べるときは、実際に使ってみるか、口コミなどを参考にしてみるとよいでしょう。
シートの剥がしやすさもポイント
粘着クリーナーは、ゴミや髪の毛を取った部分は使い捨てで、再び掃除をするときは使用した部分のテープを剥がして使うことになります。
シートの剥がしやすさや切り取りやすさは、粘着クリーナーによって異なります。製品によっては、テープを剥がすのが意外と面倒で、切り取り線を探すのに苦労したり、きれいに剥がせなかったりすることがあるでしょう。
掃除の効率に関係してくるので、使い勝手もよく考えて選ぶ必要があります。
徹底的にきれいにするには業者に頼る手も
カーペットは、自力でもある程度きれいに掃除できます。しかし、徹底的に掃除をしたいときは、プロに依頼するのも手段の一つです。業者に依頼したときの料金の目安や、優良業者を選ぶポイントについて紹介していきます。
料金の目安
カーペットのクリーニングは、掃除を行う面積や繊維の種類、依頼する業者によって料金が変わってきます。
30平米で2〜3万円、50平米で3〜6万円が相場だといわれているので、目安として覚えておきましょう。
詳しく料金を知りたいときは、気になる業者に見積もりを取ってもらうと、より詳しく料金を知ることができますよ。
業者を選ぶ際のポイント
カーペットクリーニングを依頼する業者を選ぶときは、何を重視するのかをよく考えるのが先決です。
出張でクリーニングを行う、店舗に持ち込む、宅配を利用するなど、クリーニングの依頼方法も異なるので、自分に合ったやり方を選びましょう。
また、業者によって安全性の高い洗剤を使用したり、抗菌仕上げをしてくれたり、女性スタッフを指定できたりとさまざまなサービスを提供しています。
求めるサービスや料金などを考慮しながら、信頼できるクリーニング業者を選んでいきましょう。
正しい掃除方法で清潔カーペットに
カーペットはホコリや髪の毛、塵だけでなく、食べかすや油汚れ、皮脂などたくさんの汚れが付いています。
掃除機や粘着クリーナーを使って、ホコリや塵、髪の毛を取り除くだけでは不十分です。ときどき、拭き掃除や丸洗いで落としづらい汚れまできれいにすることが、清潔に保つ秘訣です。
自分で拭き掃除をしてもよいですが、徹底的にきれいにしたいときは業者に依頼することも考えてみましょう。
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