
エアコン掃除は水や布で簡単に|自分でできる&業者に頼める箇所や掃除方法、頻度、使えるツールも紹介♪
エアコン掃除は水や布を使って自分で簡単にできるもの。エアフィルターや本体含むカバー、風向きを変えるルーバーなどを定期的に掃除すればカビや臭いを防げます。本記事では、自分でできる&業者に頼める箇所の解説や、簡単編と汚れがひどい編に分けた掃除方法・頻度・使えるツールを紹介。あわせて、業者に頼む場合の料金相場やエアコン掃除にまつわるQ&Aも紹介していきます。
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自分でできるエアコン掃除の範囲|エアフィルター&目に見える箇所
- エアフィルター
- 本体&カバー
- ルーバー
基本的に、自分でおこなえるエアコン掃除の範囲は、エアフィルター・本体含むカバー・ルーバーの3箇所。
エアフィルターは室内のホコリやゴミを付着させて、内部に入らないようにするため特に汚れやすいです。
吹き出し口に位置し、上下左右に風向きを変えるルーバーにはホコリやゴミが付着しやすい傾向が。エアコン内部の水滴が落ちて溜まり、カビの原因になる可能性もあります。
手軽にできる掃除方法を紹介するので、習慣化してみましょう!
自分でエアコン掃除をする頻度は2週間に1度
本格的にエアコンを使用する、夏や冬場の掃除の頻度は2週間に1度といわれています。そのような頻度で掃除をおこなうことで、フィルターの目詰まりやカビの発生、いや~な臭いの予防になります。
また、エアコンを使わない時期でもホコリは溜まりやすくなっています。使わない時期は月に1回を目安に掃除をおこない、清潔に保つようにすると◎。あまり掃除の時間が取れないという方は、エアコンカバーを活用してホコリの侵入を予防するのもおすすめですよ。
エアコン掃除をする前に必要な準備
エアコン掃除を始める前には、安全に掃除ができる場所作りが大切です。必要なアイテムは、ゴミ袋・新聞紙・ビニールテープ・はさみ・踏み台(または脚立)の5点。
▼エアコン掃除を始める前の準備
- 1.エアコンの電源プラグを抜く
- 2.換気のために窓を開ける
- 3.床やエアコン本体をカバーして周囲の汚れを防止
エアコン掃除を始める前に、感電や故障を防ぐためにも必ずプラグを抜いてください。さらに、カビやホコリを吸い込まないように窓を開けて換気もしっかりおこなうようにしてくださいね。
掃除中にでた汚水・液剤・ホコリなどが、床に落ちないようにするために、エアコン本体の養生や床に新聞紙を敷いてカバーすると安心です。
新聞紙を敷くと、脚立や踏み台などがすべりにくくなるメリットも。新聞紙のインクが床につくのが心配な方は、レジャーシートなどなどで代用してみてくださいね。

ゴミ袋を使ってエアコンを養生する方法
- 1.ゴミ袋の左右どちらかの端をはさみで切る
- 2.逆三角形のようにしてエアコンの両側面と底にテープで貼りつける
まずは、ゴミ袋の左右どちらかの端をはさみで切ることからスタート。切ったあとは、逆三角形になるように広げてエアコン本体の側面と底にビニールテープで貼りつけて完了。
養生するタイミングで、周辺の家具や近くにあると危ないものもガードしておきましょう!

エアコン掃除方法【簡単編】
ここからは、自分でできるエアコン掃除の簡単な方法を紹介していきます! 2週間に1度でも苦にならず続けられる方法なので、気軽に実践してみてください。
▼用意するツールは下記3点
- 柔らかい布
- 掃除機
- ハンディモップ(あったら便利)
エアコン掃除方法|1.本体&カバーは、やわらかい布でから拭き
最初に本体を含むカバーなどについた表面のホコリを、やわらかい布でから拭きしましょう。やわらかい布であれば、エアコン本体の素材であるプラスチックも傷つきません。
また、最初に本体やカバーなどの表面を拭いておけばホコリが舞う心配もなくて◎。
やわらかい素材でできている『クイックルワイパー』などのハンディモップも手軽にパパっと掃除ができ、ホコリも舞うことがない便利なアイテムです。
伸縮もできて便利なタイプを選べば、背の小さい方も届きやすくて◎。
エアコン掃除方法|2.ルーバーは手の届く範囲を、やわらかい布でから拭き
ルーバーが開いた状態か確認して手の届く範囲を、やわらかい布でから拭きしましょう。メーカーや機種によって開け方が違うので、説明書を見て開け方を確認しておくと◎。
吹き出し口に近い位置にあり結露ができやすい箇所なので、こまめな拭き掃除をおこなうとカビの発生を予防できますよ。
エアコン掃除方法|3.エアフィルターは表面に掃除機をやさしくあてる
エアフィルターを掃除するには、まずはカバーを開けましょう。カバー横には開けやすいように、「くぼみ」や「でっぱり」があります。
それらをガイドラインとして、やさしく手前に引くように開けてください。
カバーを開けたら、いよいよフィルターの取り外しです。ホコリが舞うことのないようにゆっくり、やさしく取り外しましょう。
フィルターを外したあとは、表面にやさしく掃除機をかけていきましょう! 表面に掃除機をかけることで、目詰まりすることなくホコリを取ることができますよ。
エアコン掃除方法【汚れがひどい編】
ここでは、エアフィルターの汚れがひどい場合の掃除方法を紹介していきます。また、本体やカバー、ルーバーなどの汚れがひどいときに活躍する「洗剤液」の作り方もあわせて紹介しますので参考にしてみてくださいね。
▼用意するツールは下記3点
- 歯ブラシ
- タオル
- 洗剤液
エアコンフィルターの掃除機をかけても取れないひどい汚れは、水(またはぬるま湯)で洗い流しましょう!
その際は、シャワーを裏側に当てて詰まった汚れを押し出すようなイメージでおこなうことが大切。
歯ブラシで細かい隅々の汚れを、やさしく掻きだすのもおすすめ!
洗い流してもダメな場合は、水(またはぬるま湯)を洗面器やバケツに溜めて浸けおき洗いしましょう。
そのときには、中性洗剤を水で薄めた洗剤液を活用することで汚れが落ちやすくなって◎。この先の記事内で、洗剤液の作り方を紹介しているので要チェック!
フィルターを洗い終わったらタオルで挟むようにし、やさしく叩くように水気を拭き取りましょう。
そのあと、日陰でフィルターを干して完全に水気がなくなったら本体にセットしてください。
セットしたあとは念のため、送風運転を1時間ほどおこなうとカビの心配も軽減されるのでおすすめですよ。
▼エアコンのにおい対策もあわせてチェック

エアコン掃除にぴったりな洗剤液の作り方
- 1.ぬるま湯か水を溜めた洗面器やバケツを用意
- 2.中性洗剤を様子を見ながら少しずつ入れる
- 3.かき混ぜて少し泡立つぐらいになったら完成
エアコン掃除をおこなう場合、汚れがひどいときには洗剤液を作って活用するのがおすすめです! 洗剤液は、中性洗剤と水やぬるま湯を混ぜることで簡単にできあがるもの。
中性洗剤は素材を傷めにくい性質があるため、デリケートな箇所の掃除にピッタリなんです。カバーやルーバーの拭き掃除、フィルターの浸けおきなど用途に合わせて洗剤液を活用してみてくださいね。
見落としがちな室外機の掃除もしよう
- 1.ほうきや掃除機で表面のほこりやゴミを取る
- 2.うしろ部分にあるフィンの汚れをやさしくブラシで掃く
- 3.底の排水用ドレンホース内の汚れをハブラシなどで掻きだす
- 4.表面を水拭きして周辺を掃除する
エアコンとセットで必ず存在するのが、外に設置する室外機。エアコン(室内機)と熱のやり取りをする役割の重要なアイテムです。
そんな重要なアイテムである室外機の掃除箇所は、基本的に表面・フィン・ドレンホース・周辺の4つ。掃除をおこなうタイミングは冷房を使用する前の5月~6月、または暖房を使用する前の10月~11月あたりがおすすめです。
また、気になる室外機の掃除の頻度は年に1度ほどと少なめ。その理由は、外で使う前提で作られていて多少の雨風や、砂ぼこりなどに強いためだと言われています。
室外機の掃除も忘れずにおこなうと、効率よく熱がまわり電気代の節約になったりゴミの詰まりが原因の騒音が減ったりと、いいことづくめになるのでおすすめです!
▼室外機の詳しい掃除方法をチェック
エアコン掃除ではスプレーを使ってもいい?
- デメリットを把握して正しく使えば大丈夫
エアコン掃除でスプレー(クリーナー)を使うと、フィルターや普段は見えづらく届かない内部の『フィン』や『ファン』まで自分できれいにできるメリットがあります。
そして、シューっと吹きかけて手軽にお手入れができる便利さもあって◎。しかし、エアコン掃除で使う場合には「正しい使い方」や「デメリット」の2つのポイントを抑えることが重要です。
特に、空気の温度を変える熱交換器『フィン』と回転して風を起こす送風機『ファン』(ルーパーの奥の部分)への使い方は注意が必要。
使い方を間違えると故障や火災の発生、カビの栄養源にもなりえます。『フィン』をスプレー(クリーナー)で掃除する場合には、汚れが途中で止まらないように1本使い切るといった、正しい使い方を徹底してください。
デメリットを軽減させる可能性もあるので、しっかりと使い方をマスターして便利に手軽にエアコン掃除の味方にしましょう!
▼エアコンスプレーのデメリットや正しい使い方を詳しくチェック
▼LIMIAがおすすめするエアコンクリーナーをチェック
エアコン掃除を業者に頼むときの範囲や相場は?
ここでは、業者がおこなうエアコン掃除の範囲と相場を解説していきます。「自分でできる範囲以外は業者に頼みたいけど、費用や料金相場が分からない」そんな風に悩んでいる方、必見です!
エアコン掃除業者の範囲|「自分で掃除ができる箇所」と「見えない内部」まで
- 自分でも掃除ができる見える範囲
- 熱交換器
- 送風ファン
- ドレンパン(結露水の受け皿)
業者がおこなうエアコン掃除の範囲は、自分でも掃除ができる箇所と見えない内部の箇所です。見えない内部の箇所とは、エアフィルターの奥にある熱交換器や送風ファンなどのこと。
熱交換器や送風ファンなどはエアコンの要となる大事なパーツで、素人が触ると故障の可能性がある危険地帯!
業者に頼むと、エアコンを分解したあと高圧洗浄をおこなうので大事なパーツに付着する汚れの除去が可能に。臭いのもととなるカビやホコリを落とし、すみずみまできれいにしてくれます。
▼LIMIA編集部スタッフがエアコン掃除業者を体験してみた
エアコン掃除業者の相場|通常エアコンタイプだと1台あたり11,000円~
- 壁掛けタイプ:11,000~14,000円
- お掃除機能付きタイプ:18,000~22,000円
エアコン掃除を業者に頼む場合の相場は、エアコンのタイプにより異なります。たとえば、通常タイプと言われる「壁掛け」のエアコンだと、1台あたり11,000~14,000円ほど。
「壁掛け」のエアコンではあるけど構造が複雑な「お掃除機能」が搭載されたタイプは、1台あたり18,000~22,000円と数千円ほど高くなります。
また、『おそうじ本舗』や『ダスキン』などそれぞれの業者によってサービス内容もさまざま。しっかりと比較して、自分に合った業者を選んでみてくださいね!
▼エアコン掃除業者の選び方や相場を詳しくチェック
エアコン掃除にまつわるQ&A
「ポコポコ音がするけど、掃除に影響あるのかな?」「エアコン掃除を業者に頼む頻度って、どれぐらいだろう?」など、エアコンを掃除しようとした時に頭をよぎる疑問たち。
ここでは、そんなエアコン掃除にまつわる疑問をQ&A方式で解決していきます。
Q.エアコンからする「ポコポコ」音は掃除に影響ある?
A.「気圧差」で発生する音なので影響なし
エアコンから聞こえる「ポコポコ」音のおおまかな原因は、室内と室外で生じる「気圧差」です。隙間を減らし、しっかりとした造りの住居が多くなったことで室内は気密性が高い傾向に。
そのため、室外よりも室内のほうが比較的に気圧が高くなっています。また、空気には気圧が低いところから高いところへ向かう性質が。
そういった空気の性質により、エアコンのドレンホース(排水管)内で逆流が起こって「ポコポコ」と音が発生するのです。
▼「ポコポコ」音の原因や対策をもっと詳しく知りたい
Q.エアコン掃除を業者に頼む頻度は?
A.1年を通して使用:半年~1年に1度 、夏・冬などに使用:1~2年に1度
エアコン掃除を業者に頼む場合の頻度は、エアコンの使用頻度によって異なります。たとえば、1年を通してエアコンを使用しているのであれば半年~1年に1度。
また、夏や冬などの時期のみに使用するのであれば1~2年に1度だと言われています。使い方によっては、倍以上の差が出てしまうことに驚きますよね。
自分でできる簡単な掃除方法を実践することで、頻度の差が縮まる可能性もあるので定期的に掃除をするのもおすすめですよ。
Q.エアフィルターを交換する時期の目安は?
A.基本的に交換する必要がない。ほかのフィルター交換の時期は機種による
パナソニックの公式サイトを確認したところ、エアフィルターは基本的に交換する必要がないことがわかりました。
しかし、破損した場合にはすぐに交換が必要。使用しているメーカーの商品を取扱っている電気店で、エアコンフィルターを取り寄せなくてはなりません。
また、フィルターにはエアフィルター以外にも種類があることを知っていますか? 空気洗浄・除菌・アクティブなど数種類のフィルターがあり、それらはすべて交換が必要。
交換の時期は機種により異なるため、取扱い説明書での確認がおすすめです。そして、エアフィルターや交換必須のフィルターを購入するには、使用しているエアコンの品番が必須。
いざという時に困らないためにも、品番はパッとわかるようにしておきたいですね。
お掃除機能つきエアコンの掃除はしなくてもいい?
A.お掃除機能はフィルターのホコリしか取らないため掃除は必須
お掃除機能が付いているエアコンでも、自分でできる範囲の掃除はしたほうがベター。なぜなら、お掃除機能が掃除をしてくれるのはフィルター部分のみだからです。
フィルターに関しても付着したホコリをかき取ってはくれますが、隅々まできれいにとはいきません。お掃除機能を使っても汚れが気になる場合には、フィルターも掃除することをおすすめします。
「お掃除機能がついているから、掃除はしなくてもいい」ということではないので、注意してみてくださいね。
お掃除機能が稼働したあとホコリはどう処理されるの?
A.『ダストボックス』『自動排出』などの処理方式により異なる
お掃除機能を稼働させてフィルターのホコリを取ったあと、どのように処理されるか知っていますか? 処理の仕方は「ダストボックス」か「自動排出」などの方式の違いによって変わってきます。
「ダストボックス方式」だと、ボックスにホコリが溜まるのでプラスで掃除が必要。反対に「自動排出方式」だと、外へ自動でホコリを排出してくれるので掃除は不要です。
メーカーによっては仕様が異なる場合もあるので、使用しているエアコンの説明書を見て確認してみましょう!

簡単なエアコンの掃除方法できれいな空気を維持しよう♪
エアコン掃除は、水や布があれば簡単にできるものです。基本的に自分で掃除ができる範囲は「目に見える」箇所なので、手軽に始められやすいのではないでしょうか?
きれいな空気を維持できるように、紹介してきた簡単な掃除方法を習慣化してみてくださいね♪
※製品によって、お手入れのしかたは異なりますため、必ず製品の取扱説明書に従って作業を行なってください。
※本記事で紹介した作業を行う際には危険を伴う可能性があるため、怪我や事故などに十分ご注意の上で作業を行なってください。
※お掃除の際には、ゴム手袋をつけて、しっかりと換気を行ない作業をしてください。
※賃貸物件の場合、退去の際に原状回復を行う義務があり、修繕費用が必要となる場合があります。必ず賃貸借契約書を確認の上で、家主や管理会社の許可を取ってから作業を行なってください。
※記載している商品情報は、LIMIA編集部の調査結果(2021年6月)に基づいたものです。
※画像は全てイメージです。
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