主婦の味方・ツナ缶発祥の地、静岡〔モンマルシェ〕で聞く、ツナ缶の魅力と超簡単レシピ♪

「あと1品、なにかほしい!」というとき、あると便利なツナ缶。どんなメニューにも合う上に、子どもたちも大好きな味です。実はツナ缶は、静岡県清水区が発祥ということをご存知ですか? 現在も、国内のツナ缶の約9割は静岡県清水で生産されています。そんなツナ缶を初めてつくった清水のメーカー〔モンマルシェ〕で、ツナ缶の歴史やおいしい食べ方、保存方法、ツナ缶を使ったアレンジレシピなどを伝授してもらいました。

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日本でツナ缶が生まれたいきさつは?

静岡といえばお茶の産地として有名ですが、ツナ缶の存在も忘れてはいけません。マグロやカツオを油に漬け込んだツナ缶は、静岡県清水市が発祥。その歴史をたどると、もともと1929年創業の〔清水食品(現・モンマルシェ)〕が商品化したのが始まりでした。

そこで、今回は奥深いツナ缶の世界を知るために、〔モンマルシェ〕代表取締役社長 加納 彰洋さん、プロデューサーの河野雄士さん、制作担当の石田ちかみさんの3人にお話を伺ってきました。

〔モンマルシェ〕の店内に入ると豪快に積まれたツナ缶の山が目に飛び込んできます。果たして、ここに置かれたツナ缶にどんな秘密があるのか教えてもらいました。

――では、よろしくお願いします。まずはなぜツナ缶が誕生したのか。その歴史と由来を教えていただけますか?

河野さん:はい。そもそもツナ缶は、日本生まれではありません。もともと、アメリカや海外で普及していたものなんです。

――日本には、なかったんですね!

河野さん:そうなんです。ツナ缶は、「国内の産業を活性化させるために、もっと輸出を伸ばしていかなければいけない」という、〔鈴与株式会社〕6代目の社長・鈴木与平氏の考えのもと、ツナ缶を製造。その後、〔清水食品〕を設立し、アメリカ向けの輸出品としスタートしました。

――ツナ缶というと、シーチキンで有名な〔はごろもフーズ〕が先なのかと思っていましたが、実は違うんですね。

加納さん:はい。海外ではすでにツナ缶はありましたが、日本での発祥というと、うちが「元祖ツナ缶」です。

――なるほど。ところで、現在の〔モンマルシェ〕という社名には、どのような由来があるのですか?

加納さん:〔モンマルシェ〕とは、フランス語です。モン=私の、マルシェ=市場、という意味があり、お客様に寄り添ってサービスを提供したい、という想いが込められています。

〔モンマルシェ〕のツナ缶のこだわりとは?

――ところで、〔モンマルシェ〕のツナ缶は、他のツナ缶とどこが違うのでしょうか?

河野さん:ツナ缶製造の流れは大きく分けると、「マグロを蒸す」「油に漬け込む」「熟成させる」の3工程。うちはこのすべてにこだわっています。たとえば、〔モンマルシェ〕のツナ缶は、最高級といわれる塩釜・気仙沼のビンチョウマグロのみを使っています。しかも一本釣り。さらに、手作業で魚の骨や血合いを取り除き、丁寧にクリーニングを行います。

――すごい! 手間ひまかけてつくる、究極の缶詰というわけですね。では、〔モンマルシェ〕さんのいちおし品について教えてください。

石田さん:はい、ここからは私が説明しますね。ツナ缶は、オリーブ油を使ったもの、にんにくや唐辛子の入ったものなど、全部で6種類ありますが、その中で一番おすすめで人気も高いのが、綿実油のフレークタイプです。

――綿実油、初めて聞きました。それはどんな油でしょうか?

石田さん:綿実油とはその名のとおり、綿の実から絞り出す油です。口あたりがまろやかで、よく一流レストランや料理の専門家の方も使っているんですよ!

――そのまま油もお料理に使えそうですね。

石田さん:おっしゃるとおり、このままお料理にも使えます。もちろん、生のままサラダに使ってもおいしいですよ。

本当にこれだけでいいの? ツナ缶のカンタンおいしいアレンジレシピ

――ここからは、ツナ缶を使ったかんたんアレンジレシピを教えていただけますか?

石田さん:ツナ缶と相性が良いものの代表は、パスタでしょう。トマト缶、ツナ缶、にんにく、玉ねぎを入れて煮込むだけでも、じゅうぶんおいしくなります。ツナの味をもう少ししっかり出したいときは、あと乗せにすると良いですよ!

レシピその1:ツナ缶とトマト缶の超簡単トマトパスタ

●材料
・トマトホール缶……1つ
・ツナ缶……1つ
・パスタ……適量
・お好みの野菜(ナスやブロッコリーなどお好みで)……適量

1. トマトホール缶とツナ缶をお鍋に入れて、約20分煮込む
2. 野菜を1に入れて煮詰める
3. 表示のゆで時間より1分早くゆで上げたパスタを加え、よく混ぜたら完成

あっという間にできちゃう超簡単レシピ。時間も手間もかからない、主婦にとって最高の逸品です。ツナのうまみが染み込んだトマトパスタは、子どもたちにもきっと喜ばれるはず!

石田さん:それから、ツナ缶にめんつゆを加えて、炊き込みご飯にしても美味しいですよ。夏のメニューなら、そうめんと和えるだけで、かんたん&ボリュームアップの1品を作ることができます。

――えっ! 炊き込みご飯やそうめんにも使えるんですね。目からウロコです。

石田さん:はい。ツナ缶ってけっこうオールマイティな食材。他にも、ノンオイルタイプなら油が料理の邪魔をしないので、煮物に使うのにもおすすめです。

レシピその2:たったこれだけ! ツナ缶と大根の簡単あっさり煮物

●材料
・大根……1/3本
・ツナ缶……1つ
・水……100ml
・めんつゆ……適量
・はちみつ……適量

1. 大根の皮をむき、食べやすい大きさにカットします。
2. お鍋に大根と油切りしないツナ缶を入れ、めんつゆとはちみつで味つけ。水と一緒にし、フタをして約20分、弱火で煮込みます。
3. 大根があめ色になったら完成!

ツナ缶のうまみを大根がしっかり吸ってくれるから、とっても深い味わいになります。1本まるごと使い切るのがむずかしい大根も、これなら簡単に使い切ることができますよ。

残った缶詰の保存方法は?

――それから、ツナ缶が残ってしまったときの保存方法についてお聞きしたいです。

石田さん:開封後は3日以内に食べたほうが良いです。少しだけ食べたいときは、使う分だけ缶から出して、残りはラップ。あとは冷蔵庫に入れて保存してくださいね。なるべく空気に触れないようにすることが大切です。

――わかりました。気をつけます。

河野さん:缶詰はもともと備蓄が目的。開封前であれば、缶詰の賞味期限は一律3年と決められています。実は、魚の缶詰には「缶熟」という言葉があるとおり、缶の中で熟されたほうが身に油が染み込み、おいしくなるんですよ。

――おどろきました! 魚の缶詰とワインって「熟成する」という意味では似ているんですね。

河野さん:はい。魚の缶詰は製造直後よりも時間が経ったほうがおいしくなるんです。もし、賞味期限間近のものを見つけたら「ラッキー♪」と思ってください。


ツナ缶はパパっと使えて便利なだけでなく、賞味期限が3年と長いので、ストックしやすいスーパーお助け食材。「缶熟」されたほうがおいしいそうなので、たくさんストックしておくのが良さそうですね。

●ライター 安藤美紀

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