アライグマの駆除に蚊取り線香が有効？その生態を知って撃退しよう

アライグマの駆除に蚊取り線香が効くのは迷信？

アライグマの駆除に蚊取り線香を利用できるという噂を聞いたことのある方もいるかもしれません。しかし、実際には蚊取り線香ではアライグマの駆除はできません。

たしかにアライグマは人間よりも嗅覚が優れているため、蚊取り線香の使用によって寄り付かなくなるケースがないとは言い切れません。しかし、蚊取り線香はあくまで蚊避け対策です。アライグマの対策として使用するのはおすすめできません。

アライグマの駆除に蚊取り線香がおすすめできない理由

アライグマ対策に少しでも効果があるなら、手軽に購入できる蚊取り線香を使用したいと考える方も多いでしょう。しかし、アライグマの駆除に蚊取り線香はおすすめできません。ここでは、アライグマの駆除に蚊取り線香がおすすめできない理由をさらに深堀します。

火を扱うため目を離すと危険

蚊取り線香は火を使って使用するアイテムです。そのため目を離した隙に畳の上に倒れたり、新聞紙に燃え移ったりする可能性があります。最悪の場合は火事に発展してしまう可能性もあり、誰もいない場所で常時付けたままにしておくことはおすすめできません。

仮に監視している状態で使用したとしても、一時的に蚊取り線香を炊いたくらいではアライグマ対策は難しいでしょう。このように、蚊取り線香をアライグマ対策に使用するのは現実的ではありません。

蚊取り線香は哺乳類向けではない

また、蚊取り線香はあくまで虫除け対策用に作られたものなので、アライグマをはじめとする哺乳類を駆除したり、捕獲したりして直接的に退治する駆除方法ではありません。

害獣の被害に悩んでいる場合は、専門の駆除アイテムの使用がおすすめです。

持続性がない

持続性がないところも、蚊取り線香をアライグマ対策におすすめできない理由の1つです。蚊取り線香1本あたりの燃焼時間は、長時間タイプのものでも約10時間ももたないものがほとんど。数日間〜数週間炊き続けるには、毎日の取り替えに手間がかかるほか、火災の危険も高まります。

害獣用の線香も住宅地では使いづらい

虫除け用の蚊取り線香ではなく、害獣専用の「獣よけ線香」という対策グッズも存在します。獣よけ線香なら哺乳類にも効果が期待できますが、人に対しても刺激が強く、基本的に屋外で使用することを目的としています。そのため、屋内での使用ができないだけでなく、近所トラブルに発展する可能性もあります。

また、犬や猫をはじめとするペットにも影響を及ぼすおそれがあり、住宅街での使用は現実的ではないでしょう。

蚊取り線香の代わりになるアライグマ対策

蚊取り線香によるアライグマ対策への効果は諸説あるものの、販売会社が正式に認めている訳ではありません。ここでは、蚊取り線香の代わりになるアライグマ対策をご紹介します。

木酢液を撒く

1つ目は木酢液を撒くことです。木酢液とは、石炭や竹炭を作る過程でうまれた煙の成分を液体にしたもの。強いにおいが特徴的で、嗅覚が発達したアライグマはこのにおいを嫌う傾向があります。

虫除けや害獣除けになるだけでなく、植物の生育を助ける効果も期待できるため、ガーデニングが趣味な方は1本持っておくのもおすすめです。一方で、犬や猫にも悪影響を及ぼす恐れがあるため、ペットを飼っている方は使用を避けるようにしてください。

アライグマの駆除は蚊取り線香ではなく業者への依頼がおすすめ！

先にご紹介した対策方法は忌避剤として効果が期待できるものの、アライグマを直接的に退治できる方法ではありません。本格的にアライグマを駆除したいという人は、 「害獣駆除110番」の利用がおすすめです。

14,300円（税込）から依頼でき、見積もりは無料。害獣駆除のプロがスピーディーに対応してくれます。

電話・メールでの相談は24時間365日受付中のため、アライグマの駆除に困ったら、まずは気軽に事前見積もりの相談をしてみましょう。

※対応エリア・加盟店により記載の価格で対応できない場合があります。

アライグマ対策は蚊取り線香以外の方法を考えよう！

蚊取り線香はアライグマ対策に効果があると噂されていますが、その効果は保証されていません。アライグマ対策を行いたい方は、蚊取り線香以外の方法で、ご自身の状況に合う忌避剤で対策を行うと良いでしょう。また、個人で対策するには限界があるため、本格的にアライグマを駆除をしたい場合は専門家への依頼がおすすめです。

※記載している情報は、LIMIA編集部の調査結果（2023年3月）に基づいたものです。
※画像は全てイメージです。