美術館からFacebook社屋まで。フランク・ゲーリー展が開催中

世界で活躍する建築家、フランク・ゲーリーとは何者か？

見る者を圧倒し、人々の印象に深く残り続けるーー。50年以上の間、第一線で活躍するアメリカ人建築家、フランク・ゲーリーは、誰にも真似できない建築をつくり続けてきた。波打つ壁をもつグッゲンハイム美術館やLAのウォルト・ディズニー・コンサートホール、パリのルイ・ヴィトン財団、最近では、カリフォルニア州にあるFacebook本社 西キャンパスを手がけたことでも話題に。世界各国でユニークな建築を生み出す建築家のこれまでを振り返る展覧会が開催中。

今、最も熱い建築家、田根 剛が展覧会をディレクション

展覧会のディレクターを務めるのは、新進気鋭の建築家、田根 剛（たね・つよし）。ゲーリー建築の中に世界を変えることのできる「アイデアの力」を見出したそう。つくっては壊し、またつくり続けることで生まれる数多くの模型や、アイデアの実現に不可欠なテクノロジー、またゲーリー自身の言葉を通して、アイデアが生まれる背景や完成までのプロセス、建築家の変わらぬ信念と力強い姿勢をひもといていく。

訪れる人々に驚きと発見と感動をもたらす建築家 フランク・ゲーリーの「アイデア」。そして、それを実現しようとする彼の姿勢は、建築家や建築に携わる人のみならず、デザインやものづくりに関わる多くの人たちに、自由に発想することの歓びと挑戦し続ける勇気を与えてくれる。

会場では、3つの代表作の撮りおろし映像を壁面にプロジェクション。ゲーリー事務所内のミーティングルームに着想を得た「ゲーリー・ルーム」や、6つのプロジェクトにまつわる90点近くの模型と竣工写真、スケッチを展示。ゲーリーのアイデアの秘密に迫る「ゲーリーのシークレット」も見逃さないで！

【プロフィール】
フランク・ゲーリー／Frank Gehry
カナダ・トロント育ち。1947年、家族とともにロサンゼルスに移住。1954年、南カリフォルニア大学にて建築学士を取得後、ハーバード大学デザイン大学院で都市計画を学ぶ。建築家として50年に及ぶキャリアを積み、世界中で数多くの建造物を手掛けている。建築界で最も重要な賞を多数受賞している。


主な仕事には、スペイン・ビルバオのグッゲンハイム美術館、カリフォルニア州ロサンゼルスのウォルト・ディズニー・コンサートホール、ニューヨーク市のエイト・スプルース・ストリート、フランス・パリのルイ・ヴィトン財団など。建設中のプロジェクトには、フランス・アルルのルマ財団、ドイツ・ベルリンのディヴァン・オーケストラ、ミシシッピ州のオーア・オキーフ美術館、カリフォルニア州メンローパークのFacebook本社 西キャンパスなど。
www.foga.com

【開催概要】
建築家フランク・ゲーリー展 　“I Have an Idea”

◆会場／21_21 DESIGN SIGHT (東京ミッドタウン・ガーデン内)
〒107-0052 　東京都港区赤坂 9-7-6
Tel　03-3475-2121 　

◆会期／2015年10月16日(金)〜2016年2月7日(日)
◆休館日／火曜日(11月3日は開館)、年末年始(12月27日〜1月3日)
◆開館時間／10:00〜19:00(入場は18:30まで)
◆入場料／一般 ¥1,100　¥大学生800　高校生¥500　中学生以下無料
www.2121designsight.jp