羽アリとシロアリの違いはどう見分ける?発生原因や時期を解説

羽アリとシロアリは種類の違いではなく、シロアリまたはクロアリが繁殖などのために羽を生やした姿が羽アリです。今回は、羽アリを触覚や胴体で見分ける方法や発生原因、時期について解説します。

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羽アリのシロアリとクロアリを見分ける方法

提供:LIMIA編集部
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シロアリ

クロアリ

触覚

・数珠状に真っ直ぐ

・くの字に曲がっている

胴体

・寸胴

・くびれがある

・羽の色が濃く模様が薄く見える ・4枚同じ大きさ

・羽が透明で模様が濃く見える ・上下で大きさが違う

羽アリでもすべてがシロアリではなく、クロアリの可能性もあります。羽アリの状態でシロアリとクロアリの違いを見分けるには触覚、胴体、羽をチェックしましょう。

シロアリの場合、触覚は数珠状に連なっており、胴体は寸胴、羽は4枚が同じ大きさで色が濃く模様が薄く見えるのが特徴です。

一方でクロアリは、触覚がくの字の曲がっており、胴体にはくびれがありシロアリより小ぶりで、羽は上下で大きさが異なり、透明なので模様も濃くはっきりと見えます。

羽アリがシロアリだった場合にはどんな被害が出る?

シロアリは柔らかい木材や断熱材を好んで食べるため、建材が食害されると建物の耐久性が低くなることがあります。また、コンクリートでできた建物の土台にも穴を開けて、上に立つ木造の建物を食害していきます。

羽アリのシロアリが発生する原因と時期

提供:LIMIA編集部
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シロアリは、繁殖や新たな住処を探すために羽アリへと変化します。そして、生えた羽は、新たな住処を見つけると自然と落ちるようになっています。

家の周りを羽アリが飛んでいるだけでは断言はできませんが、今後シロアリが住み着いたり、被害が出たりする可能性もあるので、注意しましょう。

発生時期は種類によって異なる

羽アリになる時期

見かけられる時間帯

ヤマトシロアリ

4〜5月頃

午前中

イエシロアリ

6〜7月頃

夕方〜夜

アメリカカンザイシロアリ

6〜9月頃

日中〜夕方

シロアリが羽アリになる時期は、種類によって異なります。日本に広く生息しているヤマトシロアリは春の4〜5月頃の午前中、イエシロアリは梅雨時期の6〜7月頃の夕方〜夜に活動が活発になります。

また、乾燥にも強いアメリカカンザイシロアリは、6〜9月頃の日中〜夕方と期間が長いのも特徴です。

羽アリがシロアリの場合の対処方法4つ

  1. 1.換気をするときには網戸を使って侵入を防ぐ
  2. 2.粘着テープで取り除く
  3. 3.発見したら水で流す
  4. 4.発生場所をビニール袋で覆う

今回紹介する羽アリの対処方法は、あくまでも応急処置です。自分で羽アリやシロアリを完全に駆除するのは難しいため、早めに専門業者に駆除を依頼しましょう。

【1】換気をするときには網戸を使って侵入を防ぐ

換気のために窓を開けっぱなしにしていると、窓から羽アリが侵入し、家が被害に遭うケースもあります。そのため、窓は開けっぱなしにしないで、網戸を使うことで羽アリの侵入を防ぐようにしましょう。

【2】粘着テープで取り除く

家の中で羽アリを見つけたときには、ガムテープや粘着テープ(コロコロ)などを使うのがおすすめです。

羽アリを見つけたときは、殺虫剤をすぐにかけたくなりますが、殺虫剤にはシロアリが嫌いな成分が配合されているものがあります。殺虫剤をかけるとシロアリが刺激されて、奥へ逃げ込む可能性があり、被害が拡大するリスクが高まります。

また、羽アリの種類を専門業者の人が見分けられるように、シロアリをつけたガムテープなどは保存しておきましょう。

【3】発見したら水で流す

玄関先や庭など、水を使用できる場所であれば、水で流すのも効果的です。しかし、キレイに流してしまうと専門業者の人がどんな種類か判別が難しくなるため、流す前に写真に残しておくのがおすすめ。

【4】発生場所をビニール袋で覆う

大量発生している場所が分かるのであれば、発生している隙間や穴をビニール袋で覆うのがおすすめです。発生場所にビニール袋を覆うことで、家の中に侵入するのを防ぎ、ビニール袋に入った羽アリから専門業者の人が種類を見分けることができます。

また、ビニール袋は被害拡大のリスクを高めないためにも、専門業者の人が来るまで刺激せずに、そのままにしておきましょう。

本格的な予防や駆除は専門業者に依頼しよう!

シロアリの羽アリは春から活動が活発になるので、暖かくなる前に予防や駆除するのがおすすめです。

「シロアリ110番」は日本全国24時間365日受付しています。また、相談や見積もりは無料です。シロアリが気になったら、専門業者に相談して対処してもらいましょう!

羽アリのシロアリに関するQ&A

Q1. 羽アリとシロアリの違いとは

A. 羽アリはシロアリやクロアリが変化した姿

羽アリは、シロアリやクロアリが新しい住処や繁殖のために、羽を生やし変化した姿です。そのため、羽アリはシロアリかクロアリである可能性があります。羽アリに似た虫にコバエなどがいますが、触覚や胴の形が異なるためチェックしてみましょう。

Q2. 羽アリのシロアリとクロアリを見分ける方法は?

A. 触覚、胴体、羽の形から見分けられる

羽アリがシロアリの場合は、数珠状に真っ直ぐに生えた触覚があり、寸胴で羽の形が上下同じ大きさをして、模様が薄いです。クロアリの場合は、触覚がくの字に曲がって生えており、胴体はくびれて、羽は上下で大きさが異なり、模様が濃くはっきり見えます。

Q3. シロアリの羽アリが発生する時期はいつ?

A. 種類によって異なるが、4〜9月頃に発生する

羽アリは、種類によって発生する時期が異なります。ヤマトシロアリは4〜5月の午前中、イエシロアリは6〜7月頃の夕方〜夜に発生します。また、アメリカカンザイシロアリは6〜9月の日中〜夕方と発生時期が長いです。

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※記載している商品情報は、LIMIA編集部の調査結果(2022年11月)に基づいたものです。
※画像は全てイメージです。

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