
ガスの契約方法・解約方法を知っておこう!ガス会社の乗り換えもこれで安心
引っ越しや料金プランの見直し、プロパンガス会社の切り替え時など、ガスの解約を検討する理由はさまざまです。その際、「なかなか解約できない」「過剰に料金を請求される」などのトラブルに見舞われるケースも見られます。滞りなく作業を進めるには、解約時と契約時の注意点を押さえておくのがポイントです。正しい知識を身に付けて、ガス会社の乗り換えに対する不安材料を少なくしていきましょう。ここでは、おもにプロパンガスのケースを中心にご紹介します。
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ガス会社の解約方法と注意点
ガスの解約はどのような手順でおこなうのでしょうか。解約の際の注意点とあわせてご紹介しましょう。
【ガス会社の解約方法】
解約を決めたら、契約しているガス会社に連絡を入れます。規模の大きな会社であればホームページから解約手続きをおこなえますが、地域の小さな会社では電話受付のみのところもあります。
この際、遅くても、解約希望日の1週間前までに連絡しましょう。ガス会社を解約する場合、新しいガス会社は設置されているボンベなどを「相当期間」は撤去できないと法律で定められています。この「相当期間」が、約1週間です。このため、解約希望日直前に連絡をしても、最低1週間は新しいガス会社の設備に取り替えることができません。解約の申し出は、余裕を持っておこないましょう。
【注意点1:「ガス代を安くしますよ」と料金交渉される】
解約の理由が料金の見直しである場合、「安くする」と食い下がられるパターンが考えられます。万が一、電話で交渉を断りきれなかったときは、「内容証明郵便」で解約の連絡をしてください。記録が残るため、業者は解約の手続きを進めざるを得なくなります。
【注意点2:「違約金を払ってください」と言われる】
違約金を請求されたら、まずは契約時の書類を確認しましょう。「解約の際は違約金を払うこと」などの内容が記載されていなければ、払う必要はありません。記載があったとしても、契約時に業者から明確な説明を受けていなかった場合、交渉の余地はあると考えられます。
【注意点3:「貸している設備の代金を支払ってください」と言われる】
プロパンガスを利用している一戸建ての大半は、工事費用や設備の代金をガス会社が負担しています。「無償貸与」と言いますが、実際は無料ではなく、15年のリース契約として、毎月のガス料金に上乗せして請求されていることがほとんどです。消費者が気づかないまま料金を支払っていることも多く、プロパンガスの料金が高いと感じる要因でもあります。
上記の理由から、契約の途中で解約すると未回収分の料金を請求される事態となります。契約書に「設備代は毎月の料金に加算する」「解約時に残金を一括で支払う」などの旨が記載され、きちんと説明があれば消費者側も解約前に準備ができます。なにも説明がなく、解約時に突然請求された場合は、必ず契約書を確認し、ガス会社に相談してみましょう。
新しくガス会社と契約したい! どうすればいい?
プロパンガスを解約したら、次は新たなガス会社と契約をします。契約の流れは以下のとおりです。
【ガス会社を探す】
ガス会社を選ぶ際には、必ず複数の会社から見積もりを取りましょう。料金プランや契約内容を比較・検討し、自分に見合ったガス会社を探すのがポイントです。
【旧ガス会社との解約手続きをおこなう】
解約方法については上述のとおりです。なお、解約を申し出てから1週間は切り替え期間となるため、期間内であれば元のガス会社との契約に戻すことも可能です。
【新しいガス会社と契約する】
切り替え期間が過ぎたら、新しいガス会社との契約に入ります。並行して切り替え工事も始まります。2、3時間程度で終了し、ガスが使用できるようになります。
なお、契約前には、配管工事がおこなわれていないかどうかを確認しておくとよいでしょう。新築物件の場合、建設会社と懇意のプロパンガス会社が連携し、そのガス会社のボンベや配管を先に設置しているケースがあります。別のガス会社と契約しようとしても、すでに工事が終わっていたら、設備を撤去する、設置費を請求されるなどのトラブルに発展する可能性もあるため、注意が必要です。
ガスの解約前に、何をしておけばいい?
ガス会社の乗り換えを決めたら、必ず押さえておきたいポイントが「無償貸与」です。先にも述べたとおり、プロパンガスガスの設備は「無償貸与」と言われていますが、実際は無料ではなく、残金の支払いを求められるケースがほとんどです。
ガス会社によっては、旧ガス会社分の残金を代わりに支払ってくれますが、その分、新たなガス会社への支払い分に上乗せされ、値上げの原因になる可能性もあります。基本的には自分で支払わなくてはならないので、残金分を含めて乗り換えの予算を組んでおくのがおすすめです。
まとめ
今回は、ガス会社の契約と解約の流れ、その際の注意点について紹介しました。ガス会社を乗り換える際には、トラブルなく契約を進めたいものです。少しでも疑問を感じたら、契約書を見直す、ガス会社の担当に確認するなど、自分なりに対策を採ることも大切です。事前知識を持ったうえで、契約や解約に臨みましょう。
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