【林智子のベーシックコーデ #1】「とりあえずボーダー」はだめカジュアル！ “盛り”テクで大人の着回し術

大人ボーダーは「黒×白」でエッジを効かせて

ボーダーシャツといえばスタンダードな「ネイビー×白」をチョイスしがち。それって正直、無難……。そこで今回、林さんが持参したのは「黒×白」のボーダーカットソー。いきなり上級者テクと思いきや!?

「実はこれ、〔ユニクロ〕で購入したものなんです。コーディネートしやすく、何枚持っていても重宝するボーダーですが、大人コーデにはぜひエッジの効いた黒×白を投入してみてください。モノトーンコーデでも、白が入ることで寂しすぎる印象にならないのでオススメです」（林さん）

ではさっそく林流子コーディネートを伝授いただきましょう！

スタンダードなコーデはビビッドな小物を差し色に

ボーダーとチノパンor デニムの王道カジュアルコーデは、小物使いがアカ抜けポイント。バッグにビビッドな赤を持ってくるだけで全体がぐっと引き締まるのがわかりますね。

また、ストールやマフラーも大人の品をプラスしてくれる優秀アイテム。足元はスニーカーでも、首回りにアイテムをひとつ投入するだけでキレイ目カジュアルの完成です。

オフィスにも使えるボーダー×ジャケットは鉄板！

タウンユースと思われがちなボーダーアイテムですが、オフィスや学校の授業参観など、あらたまった場所にも使えるんです。こうしてジャケットを組み合わせることで上品な印象になります。ブーツのブラウンが差し色に。そして“盛り”ポイントはバッグからちらりとのぞかせたストール！

ネイビー系のジャケットと白のタイトスカートを組みわせることで、洗練された大人のおしゃれを楽しんで。

トレンドのライダースジャケットで目指すはおしゃれ上級者

秋冬のトレンド「ライダースジャケット」は、着方によってはハードになってしまいます。着回しが難しくてハードルが高い……というのが正直なところ。そんなアイテムも、ボーダーを組み合わせれば、ほどよい抜け感で着こなせますよ。

ボトムスに明るめの色を選ぶことで、軽やかな印象に。“盛り”アイテムのストールもお忘れなく。そして足元をヒールにすれば、脱・無難カジュアル！

大人カジュアルはラグジュアリーなファーで差をつける！

最後にもうワンテクニック。カジュアルなボーダーも、ファーを組み合わせることでこんなに洗練された印象になります。また、ボトムスはデニムを組み合わせがちですが、シルエットが美しいパンツと合わせることでぐっとブラッシュアップ。

ラグジュアリーなアイテムを“盛る”ことで、いつものボーダーが華やかな印象に大変身。さっそくまねしたいですね。

ファストファッションを上手に取り入れよう

林さんの私物である黒×白のボーダーシャツは〔ユニクロ〕のものでした。他にもファストファッションアイテムを上手に取り入れていれているのが印象的です。

「トレンドアイテムが使えるのはワンシーズンだけになりがちなので『価格を抑える』という発想を持ちたいですね。そして、季節感を問わない小物は上質のものを購入するのが、大人の賢いお買い物術。ボーダーは、キレイ目のボトムスを合わせるだけでタウンユースからおしゃれ着に昇格する便利なアイテムですから、ぜひ組み合わせを楽しんでください」（林さん）

【林智子（はやしともこ）】
ライフオーガナイザー。クローゼットオーガナイザー。骨格スタイル協会認定講師骨格スタイルアドバイザー3級認定講師。依頼者の自分らしい装いができる仕組みづくりやファッション、買い物のアドバイスをしている。著書に『だれにでもつくれる最強のクローゼット』（株式会社ワニブックス）がある。


●ライター　ねこりょうこ
●写真　林ひろし

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